沼田の闇
私の翻訳書の批判を私の名を騙って投稿した人が出た。明らかな不法行為ということで投稿は管理者により削除された。このブロッグは沼田の市政を中心テーマとしているので気候変動を論じた私の訳書を取り上げるのは的外れである。ただ「こんな下手な翻訳者の主張は耳を貸すに値しない」として、私の沼田市政批判を信頼できないと言いたいのなら、まあ、それもそうかもしれない。ただ、いただけないのは、自分の名を名乗らず、私の名を騙ったことだ。批評,批判は自由である。どんな酷評でも甘んじて受けよう。書物を公刊する以上覚悟の上である。しかし、名を名乗るという最低の礼儀だけは守らねばならない。匿名の批評は私は認めない。まして、他人の名を騙ったのでは、まったく話にならない。削除である。私自身は、沼田市議会に対し公開質問状を送ったときから、常に名を名乗って発言してきた。一度たりともこの原則を破ったことはない。他人を批判する以上それが最低の礼儀だと考えている。
かつて沼田の選挙管理委員をやったH先生から聞いた話では、選挙が終わると沼田警察に一抱えほどの投書が届くのが常だったという。選挙違反の密告である。ほとんどが事実だとわかるものだったが、事件にはならなかった。差出人の名がないか、あっても偽名だったからだ。買収の酒をしこたま飲んだ後で、密告のはがきを出した、というわけだ。この陰湿さが沼田の闇を育てるのである。匿名には、名を知られたら生命に関わるため匿名にせざるを得ないというものもありうるから、一概に排除はできない。しかし、私の訳書の批評をするのに匿名でやるなどというのは、卑劣な嫌がらせと受け取られても仕方がなかろう。そんなものは削除されて当然で、それについて言論の統制だなどと、これまた匿名で文句を言っても無視していい。一定の知的水準に達しているなら、自分のやったことがどれほど反民主的であるか承知のうえでやったことになる。その動機や目的がどこにあったにせよ、このような人物が市民運動に指導的に関わっているとすれば、沼田の闇を笑うことはできない。そうではありませんか、匿名の山崎さん・・・
こういう話をすると、警察の組織犯罪を実名告発した元北海道警の原田さん、愛媛県警の仙波さんらの勇気にあらためて敬服します。
市民の目フォーラム北海道
http://www.geocities.jp/shimin_me/index.htm
仙波さんを支える会通信
http://ww7.enjoy.ne.jp/~j.depp.seven/
投稿: 杉山弘一 | 2008年4月17日 (木) 18:03