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2008年4月13日 (日)

議員報酬削減案可決(3)

 議員報酬を削減するには、十分な議論をする必要があります。政治的駆け引きや執行部の思惑で安易に削減されてしまえば、議会はチェック機能を果たせなくなってしまうからです。お手盛りの危険は、第3者委員会に諮問するなどの方法を採れば防ぐことが出来ます。また、報酬月額だけでなく、ボーナス、政務調査費、費用弁償など総合的に考える必要もあります。
 しかし、今回の議員報酬削減案は議会の審議手続を無視して、突然の思いつきで提案され、強引に採決されたものとしか考えられません。
 いかに突然の提案かは、3月議会の審議を時系列で見ればすぐ解ります。
 まず、議会は3月3日に始まりましたが、3月12日から18日にかけて、最大の議題である20年度の予算案の審議が行われています。議員報酬が含まれた議会費もこの中で審議されています。しかし、ここでは、議員報酬について話題になっていません。議員報酬の予算を減らすという議論はされていないのです。
 市の財政状況が厳しいから議員報酬を減額するなら、予算審議にこそ反映させるべきです。議員の報酬を削減して、その分を福祉や教育の不足分にまわす、あるいは借金の繰上返済に充当する。そういう議論がなされてこそ、減額に意味が生まれると思います。予算委員会で審議されない、つまり予算に反映されない減額などパフォーマンスに過ぎません。
 そして、減額前の議員報酬が盛り込まれた予算案は、18日に予算委員会を賛成多数で通過しました。予算に関する実質的な審議はこの時点で終了したのです。そして、議会最終日の21日に、突然、減額の提案がなされたのです。2日間で財政状況が変化したわけではありません。完全な、後だしジャンケンです。
 そして、同日、議員報酬減額案と減額前の予算案が可決されたのです。(条例は)減額するけど(予算は)減額しないという不可解なことになったのです。いったい、議会の意思をどう理解すればいいのでしょうか。

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コメント

掲載記事に同感。
報酬削減を議決したのは事実、議員27名の英知を集め議会正常化を図って下さい。
単に報酬を削減するだけなく、議員人数を含め幅広く議論すべきです。

自分達の議会費削減をする事無く市政全般の予算をチェクする事は出来ません。
今後の対応に注目して参ります。

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