沼田市行政改革大綱実施計画の一部見直し
沼田市行政改革大綱実施計画の一部が見直しされました。本日付けで、市のホームページに公表されています。
http://www.city.numata.gunma.jp/introduction/taiko_minaoshi.html
こういう重要な計画の見直しを公表したことは情報共有という観点から、大きな進歩だと思います。
変更されたのは、①長期債務の削減を前倒ししたこと、②定員の適正化(削減)を実績を踏まえ具体的にしたことの2点です。いずれも、先延ばしではなく前向きのものです。だからこそ、積極的に公表したのだろうと思います。
しかし、問題も残っています。
第1に、いずれも沼田市の計画と言うより、国、県の指示でやらされているものです。また、長期債務の削減について言えば、すでに昨年9月に県に提出した公債費適正化負担適正化計画の内容です。今回、あらたに計画内容を変更したものではありません。したがって、「実施計画の一部を見直しました」という表現は正確ではなく、「実施計画書の記載を実態にあわせ訂正しました」というべきものです。
第2に、すでに3月議会が終了したことです。重要な計画なのですから、議会に報告すべきだったと思います。
第3に、より上位に位置する新市建設計画、第五次総合計画の見直しがまだ公表されていないことです。
ところで、変更前の計画(18年1月)では、長期債務の削減は平成21年度まで検討(つまりは何も実施しない)だけでした。危機感は全くなかったということです。地方債許可団体に転落したことが、如何に予期せぬ出来事だったか解ります。
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