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チベット族の焼身抗議相次ぐ、人権団体「中国政府への不満を反映」

2012年8月14日

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 [北京 14日 ロイター] 中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州アバ県で13日、中国政府のチベット政策に抗議するため、僧侶ら2人が焼身自殺を図った。これを受け、チベット族と警察が衝突し1人が死亡した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジアが伝えた。

 13日に焼身自殺を図った2人は、僧侶と住民とみられている。ラジオ・フリー・アジアによると、中国では過去1週間のうちに、このほか3人が焼身自殺している。

 国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)」のアジア上級調査員、フェリム・カイン氏は、チベット族による相次ぐ焼身抗議について「拡大する不満と絶望を反映している」と指摘。現時点ではチベット政策に変化はみられないどころか、政府の姿勢が硬化していると述べた。

 複数の人権団体によると、中国政府のチベット統治に抗議するため、昨年3月から少なくとも僧侶ら47人が焼身自殺を図っている。

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