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2007年10月18日 (木)

沼田再生計画

夕張化に陥った沼田を再起させ、明るく元気のいい希望に満ちた生活の場に再生するためのプログラムはないか、考えてみました。

まず最初に必要なのは、沼田を泥沼状態に陥れたものがなんであったか、深く反省してみることから始めることでしょう。それには、葛巻町が参考になります。今日の葛巻を築いたものは、三つの「者」がいたからだ、と葛巻の人々は言っています。
それは、
①ばか者 ②よそ者 ③ 若者
です。
①ばか者というのは、自分の利害損得を度外視し、損を承知で町のために頑張った人のことです。こうした「ばか者」がたくさん出たことが今日の葛巻の基礎をつくりました。
②よそ者 これは町外から移住者のことです。町以外の場所で生活した経験を持つことから、町の制度や習慣を別な目で見ることができる人です。一度都会に出てUターンしてきた人もよそ者に入れていいでしょう。よそ者のなかには、町にはいない知識、技術、経験、見識などを備えた人もいます。こういうよそ者の知恵や知識を利用しない手はありません。しかし、沼田はどうでしょう。沼田の市役所の役付きのなかには、「カタカナ語が分からない」とひと見識ありげに言い立てる部長がいます。カタカナ語の濫用は確かに問題です。しかし、カタカナ語を否定したのでは、現代という時代についていくことができないのも事実です。頭が悪くて勉強ができず、よい学校に入れずに沼田に残り、コネで市役所に入れてもらった、というような市の職員が、ごますりに精を出して出世すると、浅はかな世間知だけつき、知性や知的好奇心はまるで欠けた、阿呆役人ができあがります。この阿呆はろくな勉強もしないから、内心はいつもびくびくもので、無知無教養をみすかされはしまいかといつも怯えています。経験も、知力も自分よりも上らしいよそ者などが現れると、虚勢を張りむやみに威張ります。内にに劣等感を秘めた権力者ほどいやらしいものはありません。この手合いは思考のすべてがマイナスの方向に向かうからです。
③若者。若い人には未来があります。家庭を築き、子供を育てなければなりません。破産した町に暮らしてそこで子育てするのがどれほど厳しく辛いことか。若者は、沼田の現状に憤りを感じているはずです。若者は怒りを内攻させるのではなく、爆発させるべきです。市を破産させた無能のくせに強欲で無責任な、市政を食いものにしているしかつめらしい顔の権力者たちに向かって。

沼田には、夕張化に対する危機感が希薄です。市政に緊張感もないし、行政の責任者たる市長も、「夕張化するかもしれません」と市議会で答弁し恥じる気配もありません。こんなものに市長をやらせているのは市民が愚かだからですが、そうだからといって、これにかわる人材もまだ見当たらないのが現状です。市会議員の最大会派は、かつて政務調査費を泥棒し、返すと約束しながら、そのまま懐に入れて素知らぬ顔をしている連中です。私がかつて「こそ泥会派」と命名した連中です。巾着切りみたいな市会議員どもになにか期待するのは空しいかぎりです。沼田を夕張化させた責任は議員たちも免れることはできません。

こうした沼田を再生する決め手はなにか。それは、行政を対象とした徹底した情報公開条例の制定です。違反者には免職を含む厳しい処罰規定を設け逃げ道をつくらせないのです。行政のなかに警察もふくまれることは論じるまでもありません。

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