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2007年10月17日 (水)

葛巻町と沼田

中小企業同友会が葛巻町(岩手県)の鈴木重雄町長を招いて講演会を開く。(日時:11月10日午後12時30分から。会場:ディラン沼田市)。参加費:3000円)
今の沼田市の市政に疑問を抱いている人は行ってみる価値はありそうだ。
かく言う小生自身、実は今年の七月の3,4,5の三日かけて、沼田の市会議員、元市会議員、市民運動家、それに家内の五人連れで葛巻を見学してきた。
発端は、新聞に葛巻の紹介記事が出たことだった。記事を載せたのは、米国のボストン・グローブという新聞で、それが小生のとっているインターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に転載されたことだった。小生は、葛巻の名を知らなかった。なぜ岩手県のちっぽけな山村が世界的ニュースに値するのか理解できなかった。大見出しには「エネルギー・インディペンデントの町」とある。エネルギー自立の町だというのである。産油国以外の国々の目下の大問題は、石油への依存状態からどうやって脱却するか、ということである。米国のような豊かな国でも、エネルギーの自立は大きな関心を集めている。そのエネルギーの自立を、山と谷しかない山村が達成しつつあるというのがこの記事の主張だった。
行ってみると、葛巻は人口8千人弱、面積は沼田とほぼ同じだが、平地がほとんどない。冬には零下二十度Cにもなるという厳しいところだった。こんなところで生きていくのは大変だ。葛巻の人々は、牛乳とワインに活路を見出した。そして、風力発電、メタンガス発電、太陽光発電、などにより町の消費電力の85%を賄うまでになっている。そのための投資総額は55億円だが、町がこれまで出資した総額は五千万円に欠ける。錬金術? 新しい仕事が増え、90人もの人々が都会から戻ってきた。
沼田は、今、夕張化の寸前である。市長は公共事業の談合に精を出し、しこたま金を溜めたという評判だ。市の主だった人々は、この貧乏な市からなんだかんだと金を引き出すことを己の甲斐性と考えている。寄生虫根性が骨がらみである。大雪でも降ったら、除雪の車は来るのか?そのうち、町中に収拾されないゴミが放置され、道路はでこぼこ、水道はしょっちゅう断水、バスなどいくら待っても来ないという事態になりかねない。
葛巻にできることが沼田になぜできないか。これはよく考えてみる必要がある。条件は沼田の方がはるかにすぐれているのに。
これからは、自治体も自立する時代がやってくる。市が貧困に沈めば、若者は海外に兵隊として送られる。貧乏人が子供のいのちと金を引替えなければならない世の中が再びやってくる。所得の格差が教育の格差を生み、教育の格差が仕事の選択の余地の格差になり、結局運命の格差となる。
沼田の再生を一緒に考えてみようじゃありませんか。

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コメント

札幌の原田と申します。
平成16年に北海道警察の裏金疑惑を告発したから、早くも3年が経ちました。この間、高校時代の同級生山崎淳君の招きで何回か沼田の地に足を運びました。
北海道人の私には歴史のある静かな住みやすい街、そして雄大な風景、何の問題も見えませんでした。
沼田の問題は、おりに触れ山崎君から聞いていましが、ブログを読み改めてその見えない部分を知り驚きでした。
「夕張化」という言葉は北海道ではあまり聞かれませんが、沼田も夕張への道を歩みはじめているのは間違いないでしょう。
夕張の歴史を研究したわけではありませんが、私には炭坑で栄えた時代の親方日の丸の感覚が夕張市民や行政、そして政治家に根強く残っているのではないかと想像しています。炭坑が閉山したあとも同じような感覚が市民などを支配していたのではないでしょうか。
実は、北海道も財政破綻寸前の状況にあります。そして、本当は日本国も同じではないでしょうか。多分、市民、行政、政治家、そして金儲けをたくらむボス、そんな構図は沼田だけの問題ではないと思います。
そして、一番の責任は私たち有権者、市民にあると思います。しかし、それに気がついて立ち上がる市民はほとんどいません。
そうした意味で、「市民の目 沼田」の存在は貴重だと思います。
そちらの「市民の目 沼田」と私たちの「市民の目フォーラム北海道」も当面の目標は違いますが、共通する部分も多いと思います。
お互いに情報を交換し連携出来る点はやっていければ有り難いです。
私どもの活動については、ホームページをご覧下さい。これまで知らなかった警察の姿を知ることが出来ます。
また、コメントします。

「市民の目」拝見、ご指摘の件もっともです。
2月25日付で各会派に下記文章を送りました。
どんな論戦になるか期待をしています。        傍聴者

3月議会開催に当って
前略  議員各位には市政発展のご尽力感謝を申し上げます。
春の訪れが遅い北関東ですが年度末を迎えご多忙の事と存じます。
3月議会は20年度の予算審議が始まります。当局の行財政改革説明会では各地区の市民から厳しい質問がでていました。

地方債発行は県の許可、教育費大幅削減、福祉受益者負担の増、少子、高齢者対策、ゴミ最終処分場、街なか再生事業、限界集落対応、食の安全、食材自給率対策、交通対策、職員給与削減、財政基金取り崩し、五次総との対比、改革大綱のチェク、協働の取組み等、新年度予算審議にあたり問題山積(市民が知りたい事項が沢山あると言う事です)の議会です。

 沼田クラブは18名を擁する与党最大会派です、貴クラブがクシャミをしたら沼田市は風邪を引きます。 言い換えれば不毛の議論で終われば沼田の発展は無いとい言う事です。
国で特定財源が審議されている状況での予算審議です、沼田市が財政再建団体にならない為にどうすべきか市民代表の議員先生の見識が問われる議会です。「夕張化」してからでは遅いのです。

発言する方は数値を駆使した質問で抽象論にならず、具体的な論点で当局から明快な答弁を引き出す論戦となる事を期待しております。
                                    以上

市長さんもそんなに頑張らなくてもいいのに
早く財政再建団体にしちゃえよ
そしたら市役所の奴らもいばってられなくなるし
給与も半減、市民に後ろ指刺される本来の姿に戻るだけ
今までやってきたことが明るみにでるってもんだよ

昨年成立した「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」によれば、早期健全化団体になると、外部監査が義務づけられます。そうすると不正経理がばれてしまうので、頑張らざるを得ないのでしょう。

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