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「海の力」で発電 開発活発化8月15日 6時28分
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太陽光や風力発電の普及が進む中国内企業の間では、さらに安定して電力を供給できる次世代のエネルギー源として、海流など「海の力」を活用した発電方式の開発が盛んに行われています。
大手機械メーカーの「IHI」は、東京大学などと共同で黒潮などの海流の力を使う「海流発電」の開発を進めています。
これは、沖合に設置した直径40メートルのプロペラを海流の力で回転させて発電する仕組みで、2020年度の実用化を目指して来月から大型の水槽を使った実証実験を始めます。
海流は天候に影響されないため、太陽光や風力より安定した発電が期待できるとしています。
IHIの長屋茂樹主任研究員は「海の中という厳しい環境で設備を維持するための技術的な課題をクリアして実用化に結びつけたい」と話しています。
このほか、「三井造船」は波の力でブイが上下動する動きを利用した「波力発電」を、また、「川崎重工業」は、潮が満ちたり引いたりする力で海底のプロペラを回して発電する「潮流発電」の開発を進めています。
石油などの化石燃料に頼らず、より安定したエネルギー源として海の力による発電方式を確立しようという動きはさらに盛んになりそうです。
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