学生交流スペースの「job stadium」を運営するクロスエージェントは、2月初旬をめどに、キャリアアップしたい学生と低コストでのアウトソーシングを希望する企業を結ぶマッチングサイト「キャリコレ」を一般公開する。
現在、中小・ベンチャー企業を中心とした発注企業の事前登録を受付中。受注する側の学生はすでに50名程度が登録を済ませ、案件が幾つか稼動している状態だ。

キャリコレの特徴は、個人が受注する形が一般的なWebアウトソーシングサービスと異なり、「サークル」と呼ばれる少人数のチームで発注案件に取り組む点にある。
クロスエージェントではキャリコレに参加する学生をアルバイト以上インターンシップ未満と位置付け、“ スキマ時間 ” を「キャリアアップのための有意義な時間にあてて欲しい」(クロスエージェント代表松田氏)としている。
おもな登録者は学生団体を運営している学生や、特殊能力を専門的に勉強している学生など。これにより、同じレベルの学生が集まりやすく、企業も優秀な人材が集まるワーキングチームにアウトソーシングできるという。
また、チーム制とすることで、作業リスクの軽減やより多方面からのソリューションといった効果も期待できる。
案件完了後は発注者・受注者が互いを評価。評価の高い仕事をおこなった受注者にはインセンティブが発生するほか、次回からの受注が取りやすくなるなどのメリットがある。
報酬形式は、固定制と時給制を用意し、発注者が任意に選択可能。時給制における時間管理については開発中の専用システムを利用。そのほかにクロスエージェントからサークルの代表に作業の確認をおこなう。
収益源はマッチング手数料。案件報酬の20%を徴収する。手数料率については運営状況をみながら、将来的には下げていく可能性も示唆した。
まずは今年3月までに企業登録100社、年内に1,000社を計画(個人事業主も含む)。学生の登録数は年内7,000人を見込んでいる。また、6月頃をめどにスマートフォン対応もおこなう予定だ。
キャリコレ
http://career-colle.com
株式会社クロスエージェント
http://crossagent.jp/
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