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褒められる作品には理由がある。
投稿者: 元精肉鮮魚店    [2012年 08月 14日 (火) 22時 58分 56秒]
 読み手はもちろん、書き手にも大きな影響を与える作品なのは、他のレビュアーの方達の意見からも分かると思います。
 この作品の秀逸なところは、緻密な設定を絶妙に物語に組み込んでいるところです。
 書き手ならわかると思いますが、作品を作る時に様々な設定を作りますが、それを物語に反映させる時、設定を作りこめば作り込むほど文章が説明臭くなりやすいです。
 この作品は、その設定を自然に柔らかく活用されていますので、難しいはずのオリジナル要素も自然に入り込んでくるでしょう。
 用語集も用意されていますが、これを読む事が必須事項では無いところにさえこの作品の素晴らしさを伝える要素になっています。
 同ジャンルの書き手はもちろん、別ジャンルの書き手の方も確実に楽しめるでしょう。
 もちろん、一読者として楽しむ事が、この作品をもっとも楽しめる楽しみ方だと思います。
濃い世界観がここに。
投稿者: victor    [2012年 08月 12日 (日) 05時 36分 10秒]

 久し振りに濃い世界観を見つけ、これは面白い、と久々に思います。最近の世界観というのは剣と魔法、または能力者同士の戦いとかありますよね。
 こちらは、ファンタジー要素として濃く、剣と魔法だけではなく。オリジナル要素として憑き物と呼ばれる存在や、万象獣という万象を象徴する獣もいる。
 なかなか、濃い要素であり、これからもどんどん濃くなっていくであろうと私は思う。ちょっとばかり世界観について忘れてしまった方には、おそらくインパクトがあるはずです。なので、オススメします。
超上質なクラシカルファンタジーをご賞味あれ
投稿者: 立花詩歌    [2012年 08月 11日 (土) 22時 54分 22秒]
 壮大な世界観、多彩なキャラクター、精緻な文章表現。

 どれをとっても魅力的な作品であることに相違無いです。私の場合は、読んだ時に肌が粟立つような感覚を憶えました。恐ろしいほど作りこまれた作品です。

 これこそがクラシカルファンタジー。
 私はこういう作品をたくさんの人に見て欲しいと思います。
 読者の方々は余すことなく楽しめ、作者の方々は学べるところも多いと思います。

 一読、然すれば得るところあり。
例えるなら……。
投稿者: 辺 鋭一    [2012年 08月 07日 (火) 13時 28分 49秒]
この物語を何かに例えるとしたら、私は大きな城をイメージする。

大きく、しっかりとした世界観と言う基礎の上に、それぞれの個性豊かなキャラクターや独創的な魔法など、様々な要素が絶妙なバランスを保ちながら組み上げられる。
そこに短編という装飾が加わり、どこを見ても飽きがこない立派な建物を形作っている。

しかも、この立派な城はまだまだ未完成であり、まだまだ発展の余地が残されているのです。

皆様もこの城が完成に近づいていくところを、私と一緒に見守っていきませんか?
ファンタジーらしいファンタジー
投稿者: 宇宙の彼方    [2012年 08月 06日 (月) 20時 42分 10秒]
 コミカルに愛らしいキャラクターが、時にシリアスに時に激しく物語りを紡いで行きます。

 キャラクター構成が奥深く、それぞれの番外編から始めちゃうのだから、その集合体である本編は素晴らしい。

 ただ、ファンタジーが書きたい、こんなキャラクターが書きたいだけでは、ここまで深い物語は書けません。
 重厚な世界観と描写がしっかりしているからこその相乗効果が生まれてます。


 作者様の小説で「ポケットモンスター」と言う2次創作があったのですが、誰しもが、ポケモンと言う要素を抜いても、一つの作品として完成されていると絶賛していました。
 そのDNAが引き継がれたこの物語の内容をあえて書かないのは、ファンタジー好きな作者さんが、ファンタジー好きの人の為に書かれた物語を試食して欲しくないのです。
 リアルタイムで、その世界に触れて欲しい。
 きっとハマルと確信していますから。
あなたが初めて目にする世界がここに!
投稿者: コンフェクト    [2012年 07月 31日 (火) 19時 47分 40秒]
小説で世界観を感じ取るには巧みな描写力が必要です。
こちらの作者様はそれをしっかりと兼ね備えておられます!
目新しい独自の設定に表現力がマッチしており、思わず首を伸ばしてしまいます。

物語の中に浸るのが好きな方々に特にオススメだと思います。
読み進めていくと散りばめられたネタの数々にどんどんハマっていくに違いないと思います。

また、こちらの小説は本編とは別に短編集が設けられています。
長編の楽しみとはまた別の楽しさを味わうことができます、ありがたや~。
そんな黒い太陽を見かけたあなた、この世界に飛び込むべきは今ですよ!
重厚な文章と作り込まれた世界
投稿者: トレト    [2012年 07月 31日 (火) 19時 40分 48秒]
中身が詰まった小説。文章は濃厚だが、読み辛さは全くと言っていいほどない。

長期的に読んでいけるので、飽きは来ない。それどころか時間が経つにつれ、文章を読み返す度に、ますますこの作品の魅力を知る。

読む方は小説の面白さを改めて確認でき、作家の方は参考になる小説です。

黒い太陽、大変素晴らしい作品です。一度読んでみてはいかがでしょうか。
魅せられる世界観
投稿者: 生意気ナポレオン    [2012年 05月 20日 (日) 16時 45分 09秒]
まず最初に、何が一番特徴的なのかと言うと、タイトルに書かれてる通り、世界観だ。

独創的で、魅力的、しっかりとした形がある。そんな世界観をこの作品では分かり易く伝えてくれ、どっぷりと浸からせてくれる。

それぞれの話がコンパクトに濃厚にまとめらている為、時間が無くともさらっと読め、ゆっくり余韻に浸れることだろう。

作者の文章力、構成力が高いのがよく分る作品です。

世界観の同じ『黒い太陽:短編』も合わせ、是非是非読んで頂きたい。
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