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【社会】

捜査と偽り女性の戸籍謄本取得の警官を起訴 

2012年8月14日 22時20分

 大津地検は14日、捜査用の照会書を使って知人女性(29)の戸籍謄本を取得したとして、有印公文書偽造、同行使の罪で、滋賀県警高速隊の警部補竹嶌園生容疑者(42)を起訴した。県警は同日付で竹嶌容疑者を懲戒免職とした。

 起訴状によると、竹嶌被告は2009年2月中旬ごろ、当時勤務していた守山署で、捜査に使うと偽って女性の戸籍謄本を取得したとされる。捜査用の身上調査照会書に、当時の副署長から署長公印を借りて押し、書類を偽造したという。

 県警は14日、別の有印公文書偽造、同行使容疑で竹嶌被告を追送検した。送検容疑では、同様の手口で09年2月下旬、女性の戸籍謄本の原本を入手したほか、今年5月には女性の同居人男性(34)の戸籍謄本を入手したとされる。県警によると、女性に好意を抱き、情報がほしかったという。

 県警は、竹嶌被告の処分理由として、このほかにも県警の照会端末で女性の家族について調べたとされることを挙げた。監督責任を問い、上司だった当時の守山署副署長や高速隊長ら警視3人と警部2人を訓戒や注意処分とした。

 県警の小迫正昭首席監察官は「県民の皆さまに心よりおわび申し上げる。業務管理を徹底していく」と陳謝した。

 (中日新聞)

 

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