Updated: Tokyo  2012/08/15 07:49  |  New York  2012/08/14 18:49  |  London  2012/08/14 23:49
 

政府:超党派議連の尖閣諸島上陸認めず-香港抗議船は16日に到着か

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  8月14日(ブルームバーグ):政府は、太平洋戦争末期に起きた疎開船遭難事件の慰霊祭開催(19日予定)を目的として、超党派議員連盟が申請していた沖縄県・尖閣諸島への上陸を認めない方針を議連側に回答した。

政府は回答書で、尖閣諸島が日本の領土であることは、歴史的にも国際法上も疑いはなく、現にこれを有効に支配しており、同諸島をめぐる解決すべき領有権の問題は存在しないと指摘した。「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の会長を務める山谷えり子自民党参院議員の事務所がブルームバーグ・ニュースの電話取材に対し明らかにした。

回答書はその上で、政府は原則として政府関係者を除き、何びとも尖閣諸島への上陸を認めないとの方針を取っており、議員連盟からの申請についても「尖閣諸島の平穏かつ安定的な維持および管理」のためという政府の賃借の目的を踏まえ、認めないとの結論となったと、指摘した。

一方、尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権を主張する香港の活動家団体、「香港保釣行動委員会」のスポークスマン、デービッド・コー氏は、活動家7人などを乗せた抗議船が16日に尖閣諸島に到着する見込みであることを明らかにした。

コー氏は電話取材に対し、抗議船は台湾の台中に向かっており、そこで補給を行い、他の活動家と合流する予定だと語った。

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Peter Hirschberg phirschberg@bloomberg.net

更新日時: 2012/08/14 13:18 JST

 
 
 
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