済州道西帰浦警察署は、未成年者に対し相次いで性的暴行を加えた後、日本に逃亡した55歳の男を、性的暴行容疑(性的暴力犯罪の処罰および被害者の保護等に関する法律違反など)で14年ぶりに逮捕した、と13日発表した。
男は1998年8月25日、西帰浦市郊外の集落にある民家に侵入し、Aさん(当時11歳)を刃物で脅して、約50メートル離れた果樹園に連れ込み、性的暴行を加えた疑いが持たれている。
さらに男は、10日後の9月4日、学校から帰宅途中だったBさん(当時14歳)を脅し、近くの果樹園に連れ込んで、性的暴行を加えた疑いもある。
男は犯行後、警察の捜査の手が及ぶと、盗んだ通帳を使って530万ウォン(現在のレートで約37万円)を引き出し日本に逃亡、単純労働者として働いていたが、2000年7月23日、強盗致傷などの容疑で大阪府羽曳野警察署に逮捕された。
日本の裁判所で懲役12年の判決を受け、服役した男は、先月19日に仮釈放され、入国管理局に収容された。
今月10日、警察は済州空港で、帰国した男の身柄の引き渡しを受けた。警察の調べに対し、男はAさんに対する性的暴行について認めているが、Bさんに対する性的暴行は否認しているという。