福島第1原発:排気用ポンプのモーターから白煙 消火
毎日新聞 2012年08月14日 12時56分(最終更新 08月14日 13時37分)
東京電力は14日、福島第1原発4号機南側にある放射性汚染水浄化過程で生じる高濃度放射性廃棄物の仮置き場で、排気用ポンプのモーターから白煙が上がったと発表した。作業員が午前8時半ごろに発見し、10分後に消火した。消防が原因を調べている。
放射性汚染水は、放射性セシウムを吸着させる鉄製容器「ベッセル」を通して浄化する。使用済みのベッセル内の水は放射線で分解され、水素が発生するため、施設外に排気する必要がある。東電は、水素の発生量はわずかで、ポンプが停止しても安全上の問題はないとしている。【岡田英】