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韓国大統領 天皇陛下「心から謝罪を」8月14日 19時20分
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韓国のイ・ミョンバク大統領は天皇陛下の韓国訪問の可能性について、「訪問するのなら、植民地支配からの独立運動で犠牲になった方々に心から謝罪をすべきだ」と述べ、日本の植民地支配からの解放を祝う15日を前に、日本への厳しい姿勢を示しました。
イ・ミョンバク大統領は、14日、韓国中部で開かれた教育関係者との会合に出席し、先週、島根県の竹島に上陸した感想を尋ねられた際、「日本は加害者と被害者の立場をよく理解していないので悟らせようと考えている」と、日本に厳しい姿勢をとる理由を説明しました。
また、天皇陛下の韓国訪問の可能性について、イ・ミョンバク大統領は、1990年に来日した当時のノ・テウ大統領に、天皇陛下が過去の歴史を巡り「痛惜の念を禁じえません」とおことばを述べられたことに対して、「『痛惜の念』という言葉だけを述べるなら訪問の必要はなく、訪問するのなら、植民地支配からの独立運動で犠牲になった方々に心から謝罪をすべきだと日本側に伝えた」と述べました。
そのうえで、イ・ミョンバク大統領は「日本とは多くの協力関係があるが、問いただすべきことは問いたださなければならない」という考えを示しました。
韓国では、15日、日本の植民地支配からの解放を祝う日を迎え、イ・ミョンバク大統領の発言は、竹島上陸に続いて日本への厳しい姿勢を示すものとなりました。
玄葉外相“聞いていない”
玄葉外務大臣は記者団に対し、「そういう報道があったのは承知しているが、そういう内容の話は一切聞いていない」と述べました。
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