再生可能エネルギーは不安定な電源だと言われるが、安定した出力が期待できるものもある。木材や家畜排せつ物など動植物由来のバイオマスだ。中でも潜在量が多いのが森林由来の木質バイオマスで、山に放置されたままの間伐材など林地残材だけで年間約2000万立方メートルも発生する。日本は国土の約7割を森林が占める森林大国だ。天候によって出力が変動する太陽光や風力発電と木質バイオマスの活用を上手に組み合わせ、荒廃した森林の再生や地域経済の活性化につなげたい。
福島県会津若松市で先月、木質バイオマスを燃料に使う発電所が稼働を始めた。グリーン発電会津(本社・同市)の河東発電所だ。出力約5000キロワットで、一般家庭約1万世帯分の使用電力に相当する。燃料用に年間約6万トンの木質チップが必要だが、発電所周辺50キロ圏内から、未利用だった間伐材などを集めて賄う。
<引用終了>
http://mainichi.jp/opinion/news/20120813k0000m070166000c.html
以下にドリーム党ブログを「バイオマス」で検索した過去記事を掲載します。特に、6月21日の東京新聞の社説は、毎日新聞とほぼ同内容です。ぜひご覧ください。
2012年06月21日
「自然エネルギー 大きく育てたい純国産」東京新聞社説に反応します。
自然エネルギーの固定価格買い取り制度が七月から動きだす。小出力の電源ではあるが純国産だ。火力発電の燃料高で生じる所得の海外流出を抑え、日本経済に元気を取り戻す役割も担わせたい。<引用終了> 実に的を射ています。これからの日本は所得の海外流失を防ぐ政策を何よりも優先させなくてはなりません。 2010年のチリ地震により、木材チップがチリから22%輸入されていることが分かりました。
http://dream333.seesaa.net/article/276373731.html
2012年07月21日
脱原発 再生可能エネルギー国家像が見えてきた
筆者は「日本は大丈夫、技術力で中国に追いつかれることは絶対にない」という信念を持って発言しているが、それを裏付ける朗報である。 本日の報道から<引用開始>製紙各社、エネルギー事業で売電本格化 「買い取り制度」参入後押し洋紙や板紙の需要低迷に苦しむ製紙各社が、自家発電設備などを活用して発電事業の強化に乗り出している。業界2位の日本製紙グループ本社は傘下の日本製紙が5月、大口需要家に売電できる特定規模電気事業者(PPS)に登録し、供給先の多様化に乗り出した。
http://dream333.seesaa.net/article/282309013.html
2012年07月20日
希望が浮かぶメガフロートの将来像
福島第一原子力発電所の事故に伴う汚染水の処理の問題で、久しぶりにメガフロートが話題になりました。 汚染水保管メガフロート、5億円で東電に譲渡へ 静岡市 鳩山政権の頃ですが、私はメガフロートに大きな可能性を見出していました。当時まとめたレポートを公開します。
http://dream333.seesaa.net/article/282058401.html
2012年07月18日
植繊機と木質ペレットと竹ペレットの可能性 これを読めば明るくなる
植繊機とはその名の通り植物を繊維にすることができる極めてすぐれた加工機械だ。神戸製鋼の子会社の神鋼造機が特許を有しているが、うわさによると「絶対に中国に輸出しない」そうである。理由は簡単、コピーをつくられる可能性が極めて高いからだ。
http://dream333.seesaa.net/article/281702445.html
2012年06月30日
バックキャスティング手法による脱原発ロードマップづくり
今朝の朝刊には「脱原発」官邸埋める、と写真入りで大きく報道されています。311以前は、小さな政治デモでも、警察により制御されてきましたが、やっと日本もここまで来たかと感慨深いものがあります。 それだけに、今後、私たち日本人はどこへ行くのか、という根源的なテーマを論じ合わなければ、単なる「ブーム」で終わってしまい、安保闘争のようになにも実利の無い、民益のない感情的な闘いでしかなくなります。
http://dream333.seesaa.net/article/278116074.html