産経新聞の「正論」に掲載された記事です。
<引用開始>
「敗戦」。日本は二度と立ち向かえない国となることを強いられた。しかし我々は、終戦という言葉で「敗戦」という現実から目をそらしてきたのではないか。
東京裁判で、戦争の責任は全て敗戦国日本にあると判断された。さらに根深い問題は、日本人自身がそれをそのまま受け入れ、疑いを持つことすら悪という風潮に支配されてきたことだ。日本人は戦後骨抜きになってしまい、愛国心という言葉すら使えない状況になった。誠に情けないことだ。
戦後日本は、自由主義陣営側に置かれたものの、7年間の占領下で採られた政策は日本人を変質させた。それは徹底した日本弱体化政策であり、憲法制定から、皇室改革、財閥解体、農地解放、教育制度改変、伝統文化の否定、家族解体など、日本の強さの根源であったあらゆる分野に及んだ。
<中略>
占領が終わった52年の段階で、その7年間の政策について憲法も含め、日本自らが検証し正すべきは正しておかねばならなかった。だが、戦後の日本は、敗戦ショックの大きさゆえに自失して、そのことを考える余裕はなく、自立から目をそらし、経済復興に力を注ぎ、文化や社会の根本に向き合ってこなかった。経済発展で生活も豊かになり、国際的地位も向上したが、戦後シンドロームから抜け出せないまま、今や傾注してきた経済までも輝きを失いつつある
<引用終了>
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120813/plc12081303090002-n1.htm
今朝の朝日新聞に政治学者の姜 尚中(カン サンジュン)氏は、このように述べています。
<引用開始>
戦後日本の中で、宗教と政治は、限定された学びの領域でした。しかし現在は、世界を動かす大きな力こそ、宗教と政治だということが分かってきました。
だから高校生以上の学生には、宗教と政治について考え、多事争論的に学ぶことをお勧めします。この二つを避けてきたことが、今の日本の苦境や展望が開けない状態につながっているのではないでしょうか。
<引用終了>
中山恭子氏の見方も、姜 尚中氏の意見もまさに「正論」であると考えます
中山恭子氏は文中で「日本が長い歴史の中で培ってきた文化は素晴らしい。湿潤な風土の中で、相手を思いやり、和を尊び、自然と共生する文化。そこには、相手の人格、尊厳を認め尊重する概念が既に内包され、優しさと同時に強さも併せ持つ日本文化の底力がある。」と記していますが、まさにその通りであると思います。
正直に白状しますが、私は1年くらい前まで、アメリカ人に対する漠然とした劣等感のようなものを抱いていました。学生の頃、あの「パン・アメリカン航空」で海を渡り、ディズニーランドなどのアメリカ文明を見せつけられたときから抱いていた気持ちでした。アメリカ人牧師から洗礼を受け、当初はアメリカ人牧師を信頼していました。
その私を変えたのは、いくつか要因があります。一つ目はアメリカ人牧師が信じられなくなったことです。教養のなさを見抜いてしまったことです。
6月27日の記事、日本人が元気になる本「モラトリアム国家日本の危機」に以下のように記しました。
さて、ますます凶暴化するアメリカ人について一言。
この写真は、アメリカ人牧師によって「柿の実」がならなくなってしまった柿の木の写真です。野蛮な彼らにチェーンソーという武器をあたえると、それまで子どもたちが秋の収穫を楽しみにしていた柿の木を「めった切り」にしてしまうのです。
そして、彼らは言うのです。「イスラエルのために祈りましょう」と。
「イスラエルのために祈りましょう」で検索
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&source=hp&q=%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E7%A5%88%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86&gbv=2&oq=%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%E7%A5%88%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%86&gs_l=hp.12...4296.18326.0.32362.29.7.0.20.0.0.471.1629.0j4j1j1j1.7.0...0.0.sCLTwwZvbfQ
私は決してイスラエルのために祈りません。その理由は、こちらをご覧ください。
http://www.google.co.jp/search?q=%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%80%80%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E3%80%80%E7%A9%BA%E7%88%86&hl=ja&gbv=2&gs_l=hp.12...4296.18326.0.32362.29.7.0.20.0.0.471.1629.0j4j1j1j1.7.0...0.0.sCLTwwZvbfQ&oq=%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E3%80%80%E3%83%91%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%8A%E3%80%80%E7%A9%BA%E7%88%86
<終了>
中山恭子氏が言う「湿潤な風土の中で、相手を思いやり、和を尊び、自然と共生する文化」などアメリカ人にはありません。
この「気づき」が第一の要因です。
二つ目の要因は、原発事故原因を探求している段階で気づいたことです。
昨日で日航123便の墜落事故から27年が経ちました。あの事故の原因はアメリカボーイング社の業務上の過失が原因です。よろしければこちらの記事をご覧ください。
2012年06月18日
原発事故の真相を教えます。
真因は、1985年の日航123便墜落事故から類推できます。あの事故の調査結果によると、墜落原因は、伊丹空港で尻もち事故を起こし、羽田空港でボーイング社の専門修理チームが、圧力隔壁付近の部品交換を行った際、ビス止めが甘く、数年後にその部分が破壊され墜落に至ったというものです。 したがって、製造責任、メンテナンス責任のあるアメリカ側に決定的な瑕疵があったのですが、アメリカ側は「寝てしまい」「逃げ切り」に成功しました。
http://dream333.seesaa.net/article/275838278.html
週刊朝日5月4・11合併号には1983年に完成したフィリピンのアメリカウエスチングハウス社製の原子力発電所に関する記事が掲載されています。
<引用開始>
フィリピンの原発を見ると、日本の原発運営の杜撰さを再認識する。水素爆発を防ぐために水素を酸素と結合させて水に戻す“再結合装置”や、放射性物質の放出を防ぐ“ベントフィルター”等、福島第一原発にないものがBNPP(バターン原子力発電所)にはある
<引用終了>
福島第一原子力発電所は1971年運転開始です。アメリカとしての原子力発電行政に対する整合性のなさ、つまり企業任せの無責任さが露呈しているのです。
このように、アメリカ人は限りない自由活動を求めますが、基本的にキリスト教国家でありながら神の原則には従おうとしません。アメリカ人にとって都合のいい価値観のもと、アメリカ人がつくったルールやシステムを他国民に対しても押し付けてくる、このような国家とは絶対に一線を画すべきなのです。
私がアメリカ人劣等感から抜け出した第一の理由は、アメリカ人牧師の教養のなさを知ったことです。第二の理由は、アメリカ人の無責任さと傲慢さに気付いたことです。3番目は、アメリカ人は右脳が未発達であるということです。
8月09日に想像力、美意識、倫理観無きアメリカ人の愚 というタイトルの記事を書きました。
戦後67年、右脳型日本人は、アメリカと日本のメディアや学者といった左脳型人間により右脳の「強制委縮化」が進まされ、日本人としての美意識と倫理観を失ってきました。テスト、テスト、またテストの教育は今日のいじめ社会を生み出しました。
これまでの日本は「右翼」「左翼」の右左でしたが、これからの日本は右脳と左脳の右左論争を行っていくべきです。
最後にもう一度言います。美意識と倫理観に欠けたアメリカ人に服従する社会から脱するべきであると。
<終了>
このように記しました。
http://dream333.seesaa.net/article/285609715.html
さて、中山恭子氏が言う「相手の人格、尊厳を認め尊重する概念が既に内包され、優しさと同時に強さも併せ持つ日本文化の底力」を発揮するにはどうしたら良いのでしょうか。
その一つは姜尚中氏のいう政治と宗教について語り合うことです。国家の枠組みの基礎をなす政治と宗教について、住民運動的に侃々諤々(かんかんがくがく)の言論活動を繰り広げていくことです。
もう一つは、「敵」を知ることです。徹底的にアメリカ人を分析して単純化してしまうのです。今年は本土が独立後60周年だそうですが。その後も何にでも口出ししてくるアメリカから真の独立を図るためには、そうせざるを得ません。
「3000人のユダヤ人にYESと言わせた技術」マーク富岡著 サンマーク出版
<引用開始>
「交渉とは、自分を売ることだけではない。相手を知ることだ」ということを教えてくれた。
変化する状況の中で、自分のゴールはもちろん、相手も納得する「落としどころ」を見つけなければならない、それが交渉だ。自分スタイルを通せばいいというような、単純なものではないのだ。
<引用終了>
http://www.bbook.jp/backnumber/2008/07/3000yes.html
アメリカ人は戦争前から日本人を研究し尽くしていたと考えられますが、日本人は今でもアメリカ人の正体を理解していません。
私は、このブログに記しているように、アメリカ人を知っています。整理して読売読者以外の日本人に教えていきたいと考えます。
さらに、です。表題の「戦後シンドロームから目覚めよ」を成し遂げるためには、アメリカ人を知るよりもさらに重要なことがあります。
それは、歴史の連続性の中から、ユダヤの成し遂げたいことを解き明かすことです。
以前に、このように記しました
ユダヤの商人と呼ばれたイスラエル家の人々(数100人という説もあります)は、ペリーを日本に送り混乱させ、アメリカに南北戦争を起こして混乱させました。北軍勝利の後、南北戦争で用いられた「中古武器」は、日本の戊辰戦争や西南の役で活用されました。彼らの目的は金銭経済に日本をどっぷりとつからせることです。今日の日本人のような「キリスト教の地獄へ堕ちる七つの大罪―大食・強欲・怠惰・肉欲・高慢・嫉妬・憤怒」人間づくり、つまり、読売人間づくりをすることなのです。
<終了>
2012年07月04日イスラエル・リンカーンに告ぐ
http://dream333.seesaa.net/article/278849012.html
日露戦争の勝利、韓国併合、第二次世界大戦への参戦(真珠湾攻撃)、占領、沖縄の実質支配がすべてユダヤによって仕組まれたものだとしたら、背筋がぞっとしてきます。
ユダヤは中国が絶対にユダヤの手に落ちないことを知っています。だから、アジア地域の軍事拠点として沖縄を手に入れたかったのです。
もし、そうだとすれば、本土を焼き尽くしたことが「カモフラージュ」であったと容易に推察されます。つまりこういう論理が用意されていたのです。
「本土は独立させてやるが、沖縄は永久に実効支配する」
本土の人間に沖縄に目を向けさせないために、「本土の自分たちも戦争被害者だ」と思わせるために無差別虐殺を行ったのです。
アメリカ人は東京大空襲などの無差別大虐殺(ホロコーストといいます)の事実を教えられていません。
時間はかかるかも知れませんが、「戦後シンドロームから目覚めよ」を成し遂げるためには、日本人は勇気を持ってアメリカ人やユダヤ人と「正しい歴史の検証と侃々諤々の議論」にチャレンジしていくしかない、私はそう確信します。