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1. 燃料そのものの種類の違いによる「燃費」B |
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ガソリン価格はまだ上昇? |
ガソリンの価格が今後上昇していくのかどうかは消費者としては注目している問題です。
果たして今後はどうなっていくのでしょうか?
まず、参考にガソリンが近年
どの位の価格上昇をしたかを
過去のデーターと比較してみることにします。
1988年、今から7年前の
ガソリン価格は全国平均で
レギュラーガソリン92円/ℓ
ハイオクで106円/ℓ
の価格でした。
2005年10月、同じ価格平均
では、
レギュラーが131円/ℓ
ハイオクが142円/ℓ。
この7年間で
レギュラーは39円/ℓ
ハイオクは36円/ℓ
価格が上昇しています。
では、なぜここまでガソリンの
価格が上昇したのか?
原料の原油価格の上昇が
原因でガソリン価格も上昇していく訳です。
つまり、原油価格の上昇原因
を見ていくとわかります。
早速みていきましょう。
日本の石油自給率は0.2%
といわれています。
つまり、ほぼ輸入によって
まかなわれている状態です。
世界の消費量の多い国を見
ていきますと2003年以前は
アメリカについで日本は第二
位でした。
ところが、2003年以降中国
の消費量が伸びて現在は
中国が世界第二位の消費国
となっています。
実はこの中国の需要が伸びた
ことをはじめとして、インド等の
新興諸国の高度経済成長と
それに伴う石油需要の増大に
よって原油価格の上昇に大き
な影響を与えていると言われ
ています。
現在の技術や経済背景の状
況下で原油を使い続ける限り
、およそ50年もたないかも
しれないと言われいる原油。
しかし必要とする国の消費は
伸びる傾向が強い。
特に新興諸国のエネルギー
効率の低さも消費に拍車をか
けるといわれる中で、
今後もガソリン価格が
上昇する可能性は非常に
高いといえるのではない
でしょうか? |
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燃料についての解説もここで最終章となります。 |
@とAでみなさんも随分ガソリンについて詳しくなったと思います。 |
Bでは最近のガソリン事情も含めて解説を進めさせていただきます。 |
この情報も今後の「燃費向上・改善」にお役立ていただければ幸いです。 |
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それでは早速解説を始めていきましょう。 |
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【ガソリンに含まれる添加剤】 |
この2〜3年の間にガソリンは随分多くの添加剤が含まれるようになりました。 |
その添加剤の効果によって「低燃費」「燃焼効率UP」「排気ガスの減少」等の能力が |
ガソリンに加えられたと思っていただければわかりやすいと思います。
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これは燃料メーカーによって異なっていますが、基本的に燃焼効率を上げてガソリンの |
燃え残りを無くしていくこととで各メーカーが「環境に配慮したガソリンを開発」している |
訳です。例えば「燃費のいいガソリン」の商品名で販売されているガソリンはそれに |
あたります。 |
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また、メーカーが独自に開発した添加剤で「走りながらエンジン内部に溜まっカーボン |
やスラッジ等のエンジンに無駄や抵抗を発生させる物質を洗浄する効果のある |
ガソリンも販売されるようになりました。 |
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長年使用してきたエンジンの内部には様々な悪影響を及ぼす物質が溜まってきます。 |
その結果、エンジンの性能が低下したり、燃費や馬力にも影響が出てきます。 |
走りながら、「エンジンを綺麗にするガソリン」等と書かれている商品がそれに該当 |
する訳です。これらの効果は全てガソリンに添加される「添加剤」の効果と言えます。 |
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このように添加剤を含み、従来の燃料としての役割を持ちながら様々な効果を加えた |
ガソリンが市販されるようになってきた訳ですが、この「新しいタイプのガソリン」は |
やはり、「ハイオクガソリン」に多く見られます。 |
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確かにレギュラーガソリンに全く添加剤が入っていない訳ではありませんが、 |
ハイオクガソリンの効果・効能ほどは、レギュラーの場合には製品としての表記が |
ありませんので、このような効果のあるガソリンを求める場合、ハイオクガソリンの |
選択に限定されてしまうのが現状のようです。 |
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添加剤の効果を求める=ハイオク+添加剤=現在の市販ガソリン |
簡単に説明しますとこのような流れになりますね。 |
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@やAではハイオク=無鉛プレミアム仕様の車 |
レギュラー=無鉛仕様・レギュラー仕様の車 |
と説明させていただきました。 |
もちろん原則的にこれが選択基準といえますが、レギュラー仕様車に乗られる方 |
でも、ハイオクに含まれる効果を求めたい方もいらっしゃると思います。 |
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この場合、自動車メーカー・車種・エンジンによって相性があるようです。 |
残念ながら「ハイオクを給油すると燃費が向上します。」とは言い切れませんが、 |
試して見る価値があるのも事実のようです。 |
ご興味のある方は試してみるのも良い方法でしょう。 |
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いかがでしたか? |
ガソリンを選択する際にハイオク・レギュラーの性能差比較での選択方法以外に |
こんな選択方法もあることがご理解いただけましたか? |
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いずれにしても、あなたが乗られている車に合ったガソリンを選択することが、 |
燃費向上や今の燃費を改善することにも効果があると言えます。 |
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車はガソリンで走る以上、無くてはならないのがガソリンです。 |
しかし、価格を気にする方は多くいらっしゃっても種類の選択にあまり関心が |
無い方が多く見られますが、これを機会に是非、もう一度あなたの選んでいる |
ガソリンがあなたの愛車にとって最適なのかどうか、見直してみてください。 |
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【ガソリンQ&A】
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ガソリンに関係する当サイトへのご質問にお答えさせていただくコーナーとして、
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設定させていただきました。みなさんの情報としてお役立て下さい。
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Q1.車を購入しようとカタログを見ましたら「10・15モード」と記載されたデータが
ありました。よくよく見かける表示ですが、これはどんな基準なのでしょうか?
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A.確かに車のカタログに記載されている「燃費に関する数値」ですね。
これは国土交通省の定める試験方法の基準によってその車の燃費が私たち消費者向けにわかりやすいように統一した表示です。従って日本のメーカーの場合は全てこの方法で燃費を測定し公表しています。(因みにこの方法は日本だけの方法です)。
ただ、この試験方法は、車を試験台の上に載せて、「街中の走行を仮定した」環境での「擬似走行」によって求められる結果ですので、実際の燃費より「高い」数値が出る傾向にありますので、車を購入して実際に走ってみるとこの数値より、低い燃費数値になってしまいます。
従って、カタログの数値だけを鵜呑みにして車を選ぶとカタログに書かれた数値ほど燃費が良くなくて「がっかりした」なんてお話も良く聞かれます。
10・15モードの燃費数値に対して、実際の燃費は概ね6〜7割と考えるのが
妥当なようですから、ご参考にして下さい。
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Q2.高速道路を走った方が燃費が良く街中の燃費が悪くなると言われえます。
私の場合も全くその通りなんですが、なぜ高速道路は速度が高いのに燃費が
街中でゆっくり走ることに比べて燃費が良くなるのでしょうか?
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A.
「速度が高い=燃費が悪い」とおっしゃるイメージはなるほどわかりますね。
燃費とは自動車のエンジンが消費するガソリンの量で決まってくることはご理解いただいていると思いますので、そこから解説させていただきますね。
ガソリンが多く消費されるエンジンの状態はどんな状態でしょうか?
そうですね「エンジンに負荷が掛かっている時」です。具体的にはエンジンの回転数が高い時やエアコンを使っている時等、通常よりも負荷がかかりますので、この負荷の状態に応じて燃料消費が多くなり、燃費は低下につながります。
出来るだけ安定した回転数で負荷の掛からない状態を維持できれば
燃費は良くなる訳です。
高速道路と一般道の走行を比較する上で、「回転数や回転数の変化」を見ていただくとわかりやすいと思いますが、高速道路では、最初の加速 (進入)と追い越し以外は「安定して低い回転数」で走行していませんか?
逆に街中ですと信号等で「加速・減速の繰り返し」となりますので高い回転数を
使う回数が多くなります。街中は高速に比べて回転数も高く、回転数の上下変化も多いので不規則に負荷がかかりやすい。
単純に変化が少なく安定走行が出来る高速道路での燃費が良くなる要素はこのような理由からだと考えていただければ良いと思います。
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Q3.同じ車種に乗る友人や雑誌のインプレッションを見てみても、明らかに自分の
「
車は燃費が悪い」ようです。こちらのサイトの情報を見てメンテナンスや運転、
荷物も積まないように心がけて燃費は随分良くなりました。
でももっと燃料の消費量を少なくして、燃費向上をさせたいのですが、燃費向上
製品の中で「燃料を効率良く燃やす」製品ってあるんでしょうか?
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A.燃費が向上してくると人間ついつい「もっと良くならないものか...」と考えます。
当サイトのスタッフは「全員そのタイプ」です。(笑)
ご質問の「燃料が良く燃える燃費改善製品」についてですが、サイトでも試験を
数々行っていまして、割とはっきりデーターが出る製品と「商品説明の割りに..」
な製品とはっきり分かれるのが現状です。
ただ、燃費向上製品事態の主流が「燃料を効率良く燃やす」目的で開発されて
いる製品がほとんどです。
中でも特に最近の主流となる製品は「アーシングをはじめとする、電気効率を
UPする」製品が主力のように思われます。
特に施工や装着をされていない場合でしたら、電気系の燃費向上製品は
効果的で体感も得やすい製品類だと思われます。
当サイトでの実験結果も参考にしていただければ幸いです。
参考のコーナーはこちらです。
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いかがでしたか? |
燃料そのものの種類の違いによる「燃費」の章はこれにて終了です。 |
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次回の章は「オイルと添加剤」について詳しく解説させていただきます。 |
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