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近畿で猛烈な雨 浸水など警戒を
8月14日 8時19分

近畿で猛烈な雨 浸水など警戒を

前線の影響で、大気の状態が不安定になり、14日朝にかけて近畿の各地では1時間に100ミリ前後の猛烈な雨が降りました。
近畿の大雨は峠を超えましたが、この時間は東海で非常に激しい雨が降っていて、気象庁は低い土地の浸水や急な川の増水、土砂災害に厳重に警戒するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、本州付近にある前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、大気の状態が不安定になり、14日朝にかけて九州から東北の各地で雨雲が発達し、近畿では猛烈な雨が降りました。
午前6時40分までの1時間には京都府の精華町菱田で107ミリ、京田辺市高船で98ミリ、井手町梅ノ木原で97ミリの猛烈な雨を観測しました。
このほか、レーダーによる解析では14日朝にかけて大阪府と京都府、滋賀県の各地で100ミリ前後の雨が降ったとみられます。
この時間は東海に発達した雨雲がかかり、午前8時半までの1時間には、静岡県掛川市で68.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか、愛知県新城市で38.5ミリ、浜松市春野で30.5ミリの激しい雨が降りました。
山口県と大阪府、京都府、奈良県、滋賀県、それに静岡県では土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。
西日本と東日本では大気の不安定な状態が続く見込みで、九州や東海では昼ごろにかけて雷を伴って1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
また関東甲信は1時間に30ミリから40ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は低い土地の浸水や急な川の増水、それに土砂災害に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。

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