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JOC“違反行為はなかった”8月12日 6時14分
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選手間の投票で選ばれるIOC=国際オリンピック委員会の委員の選挙で、陸上男子ハンマー投げの室伏広治選手の当選が無効になった問題で、JOC=日本オリンピック委員会は「違反行為はなかった」という認識を示しました。
この問題は、選手間の投票によって選ばれる「アスリート委員」の選挙を巡って、室伏選手の当選がIOCから選挙の違反行為があったとして無効の処分を受けたものです。
これについて11日、室伏選手とJOCの市原則之専務理事などが記者会見しました。
室伏選手は冒頭で「大変残念だ。取り消しになった事実関係は分からないが、今後はJOCに尽力して頑張りたい」と話して、退席しました。
市原専務理事などによりますと、前日の10日に室伏選手本人がIOCに呼ばれて、禁止されたエリアで選挙活動をしたかなどと事情を聞かれたということですが、室伏選手は、すべて否定したということです。
また、先月27日には、選手村に掲示していた、室伏選手が写っているドーピング禁止を訴えるポスターをIOCからの警告を受け撤去したことなどを説明し、違反に当たるような行為はなかったと強調しました。
市原専務理事は「IOCからの文書には、違反内容が詳しく書かれていなかった」ということで、今後はIOCに対して具体的な違反とされる内容を問い合わせ、選挙制度の周知徹底を訴える考えを話しました。
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