岩手のニュース

岩手県警職員・震災ストレス調査、PTSD疑い新たに27人

 岩手県警が職員を対象に行った東日本大震災「惨事ストレス」調査で、震災から1年余りを経て、新たに心的外傷後ストレス障害(PTSD)が疑われる症状が現れた職員が27人に上った。
 調査は震災後3回目で、本部と17署に勤務する職員全員を対象にことし4〜5月に行い、9割以上にあたる2675人から回答を得た。「睡眠中に目が覚める」「怒りっぽくなっている」など32項目を尋ねた。
 結果によると、PTSDが疑われる職員は47人把握され、このうち過半数の27人は前回(昨年9〜10月)調査で該当せず、新たに判明した。県警厚生課の高橋照公調査官は「一生懸命頑張っている時は気付かず、時間がたって落ち着くにつれ症状が現れてきたのではないか」と話す。
 県警は引き続き臨床心理士による面接を行い、重症化を予防する。ことし2月に着任した他県からの特別出向者130人にもストレス対処法の座学を実施する。


2012年08月14日火曜日


Ads by Google

△先頭に戻る

新着情報
»一覧
特集
»一覧
  • 47NEWS