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【三重】

香良洲神社、本殿屋根燃える 落雷原因か

本殿が炎上し、消火活動が続く香良洲神社=津市香良洲町で

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 十一日午後二時五十分ごろ、津市香良洲町の香良洲神社本殿から出火し、かやぶきの屋根全面を焼いた。

 津南署によると落雷が原因とみられる。けが人はなく、屋根以外の建物部分に被害はなかった。近くの香良洲小学校から、プールの監視員が煙を見て通報した。

 津地方気象台によると、全国的に大気の状態が不安定になり、津市内では午後から雷が続き一時は時間雨量一〇五ミリの猛烈な雨が降った。

 香良洲神社は伊勢神宮に由緒があり、二十年ごとに社殿を新しくしてご神体をうつす「式年遷座」を再来年に控えている。

 来年春には市指定無形民俗文化財の祭り「お木曳(きひ)き行事」が二十年ぶりに予定されている。

◆ご神体無事運び出す

 伊勢神宮と同様の「式年遷座」を二年後に控えている香良洲神社。火災により、本殿の一部は焼損したものの、ご神体は氏子や宮司の手により無事運び出された。

 地響きのような雷が鳴った後、氏子総代会長の福島●(つとむ)さん(71)は、神社近くの氏子から出火を知らされた。車で駆け付けると、雨にぬれた本殿のかやぶき屋根の中央部分が炎上。消防隊員に「ご神体だけでも早く出してほしい」と頼み込んだ。

 市外にいた大河内重利宮司(30)が戻ったころには、屋根の炎は消えて白煙に。消防が安全を確認して本殿の扉をこじ開け、福島さんと、ご神体の所在を知る大河内宮司が本殿内へ入った。中は煙で真っ白。ご神体の石を納めた白木の箱を手探りで見つけ、人目に触れぬようブルーシートを掛けて外へ出した。

 式年遷座の準備に影響はないものの、福島さんは「天災のようなもので、文句は言えないけどショック。神社は香良洲のよりどころでもあり、町民の人に申し訳ない」と落胆の色を隠せなかった。

 (加藤弘二、南拡大朗)

(注)●は民のみぎにのぶん、そのしたに日

 

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