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情報公開請求にうその書類作成8月13日 20時22分
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さいたま市の職員が、昨年度行う予定だった公園の改修事業を必要な手続きを取らずに今年度に繰り越し、市民から情報公開を求められた際には、つじつまを合わせたうその書類を作って開示していたことが分かりました。
さいたま市によりますと、市内の公園を管理する「南部都市・公園管理事務所」は、昨年度、1000万円をかけて2つの公園の改修事業を行う予定でしたが、年度内に工事が終わらず、予算を繰り越す際に必要な手続きを取らないまま、ことし6月まで工事を続けていました。
これらの事業について、ことし5月以降、市民から繰り返し情報公開を請求されましたが、つじつまを合わせるため、市の担当職員が必要な手続きをしたように装ったうその文書を作り開示していたということです。
さいたま市によりますと、担当職員らは、年度末の人事異動もあって事業が引き継がれず工事が年度を超えたため、つじつまを合わせようと書類を書き換えたと説明しているということです。
この問題では本来、工事が終わってから業者に支払われる契約金も工事が終わる前に支払われていました。
さいたま市は、どの職員が関わったか詳しく調べるとともに、同じように処理された工事がほかにないか調べることにしています。
“深くおわびします”
さいたま市の※ハイ島豊志都市局長は「関係者の方々に多大なご迷惑をおかけするとともに、情報公開制度の信頼を大きく損なうことになり深くおわびします。コンプライアンス意識の徹底を図り再発防止に努めたい」と話しています。
※ハイは配の上に草かんむり。
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