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一日館長の油井さん(中央)と記念撮影する子どもたち |
宇宙航空研究開発機構の宇宙飛行士、油井亀美也(きみや)さん(42)=南佐久郡川上村出身=が12日、佐久市子ども未来館で一日館長を務めた。「信州から宇宙へ」をテーマにした同館の企画の一環。油井さんは、子どもたちから次々と投げ掛けられる質問に丁寧に答えていた。
油井さんは「一日館長」と書かれたたすきを掛けて館内を巡回。宇宙飛行士を夢見る子どもたちと握手や記念撮影をしては、「将来、一緒に働こうね」と声を掛けた。質問コーナーでは、「小中学生の時に読んだら良い本は」との問いに、「宇宙でも他のことでも、まずは好きな本を読んで。そこから一つでも吸収していくことを繰り返せばいい」と答えた。質問した同市岩村田の小学5年青山大和君(10)は「(宇宙飛行士になる)夢を諦めない気持ちを持ち続けたい」と話した。
油井さんはこの日、市交流文化館浅科で講演し、約500人が聞いた。