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サッカー 韓国選手にメダル授与せず調査
8月12日 23時21分

日本と韓国が対戦したロンドンオリンピック、サッカー男子の3位決定戦で、試合後、韓国の選手が島根県の竹島について韓国の領土だと主張するメッセージを掲げていた問題で、IOC=国際オリンピック委員会は、この選手にメダルを授与していないことを明らかにしました。

これは12日、IOCのロゲ会長が会見の中で明らかにしました。この問題は、サッカー男子の3位決定戦で、韓国の選手の1人が竹島について韓国の領土だと主張したメッセージを掲げていたもので、韓国のスポーツ紙のインターネット版などに写真が掲載されました。この選手の行動は、会場などでの政治的な宣伝活動を禁じたオリンピック憲章に抵触する可能性があるとして、IOCではメッセージを掲げた選手を表彰式に出席させないよう韓国側に求め、この選手にメダルは授与せずに現在、IOCが保管しているということです。IOCによりますと、具体的な調査は管轄の競技団体であるFIFA=国際サッカー連盟が行っていて、事実関係について文書での説明を選手側に求めているということです。
IOCではFIFAの調査結果を踏まえて、この選手の行動がメダルの資格の取り消しに当たるかどうかなど、最終的な判断を下すことにしています。

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