2012年08月12日

茅ヶ崎と藤沢

/湘南銀河大橋/我武者羅(がむしゃら)@茅ヶ崎市にて塩らーめん/らーめんひの木@藤沢市にてプレミアム辛味らーめん/

 早めに寝たのに朝は起きられない。
 寝溜めができる歳ではないのに朝は起きられない。

 ちらちらと地元の新規オープン店をチェックすると、なんと、行くべきお店が2月1日にオープンしていたのにすっかり見逃していました。
 ラーメンの新規オープンはそれなりにチェックしていますが、それなりだけに漏れも多く、誰かの開店レポートを見逃してしまうと、もう、それっきりになってしまいます。
 自宅からバイクを飛ばすこと30分、天気がいいのでこういう日は腕は日焼けしてしまうけどバイクで飛ばすと気持ちがいいですね。

 飛ばすと言っても原チャリだから30キロしかでないんですけど、それでも歩くより全然気持ちがいい。
 相模川を湘南銀河大橋で渡って寒川入り、そのまま行きすぎて茅ヶ崎へ、途中から新湘南バイパスの高架下をずっと走り、松風台入口交差点を北へ。
 すぐに通り左側に我武者羅(がむしゃら)@茅ヶ崎市店主さんのブログ)、あの隠國@愛川町で修業された方のお店とか。
 何かの飲食店やさんの居抜きのような店構え、暖簾を跳ね上げて店内に入るとすぐ手前までカウンター席がせり出しています。

 左手半分くらいが厨房、厨房に面したL字カウンターが5席と2席、右手には4人掛けテーブルが1卓の11席。
 カウンターには先客4人、テーブルも埋まっていましたが、いずれも地元のお客さんのようでした。
 厨房には店主さんと思われる男性店員さんと店主さんのお母さんと思われる女性店員さん、開店して半年経つので店主さんは手慣れた感じですが、女性店員さんはちょっとあたふた気味ですのでピンチヒッターなのでしょう。
 店先にもメニューは貼りだしてありましたが、テーブルに置かれたメニューで改めて確認してオーダーします。

 メニューは塩550円、塩ワカメ650円、塩チャーシュー800円、醤油550円、醤油チャーシュー800円、白醤油580円、白醤油チャーシュー830円とかなり安い値付け。
 季節限定の冷やし中華も食べたかったのですが、今回は見送りました。
 トッピングにはワンタンや辛ネギもあって、サイドメニューに餃子やライスも用意されています。
 カウンター台には「お客様へ」で書き出されたお店の説明が貼り出されていますが、修業店は書かれていません。

 茹で湯を取り替えている関係か、10分ほど待って塩らーめん550円、随分と小ぶりのドンブリで提供されました。
 薄い黄土色の濁ったスープはまさしく隠國の色合い、小さめレンゲですくって飲んでみると殆ど塩気を感じない隠國の味わいを感じさせます。
 もう開店して半年経つのだからこの味がこの店の味なのでしょう、この味でこの地で営業されていくと言うことなのでしょう。
 高座豚系の豚を使った豚、鳥、魚介の合わせだし味わいはとても美味しいです。

 濃厚性やパンチなどは狙っていないので現代風ではないけれど、こういう味こそが5年10年と続くのだと思います。
 隠國から取り寄せているのかと思うほど(確認はしていません)の細麺はやや縮れていて、スープによく絡んでとても食べやすいです。
 スープに沈んでしまっていますがチャーシューはかなり大ぶり、メンマ、なると、白髪ネギ、貝割れ大根、僅かに揚げネギ、板海苔。
 気が付いたらスープを飲み干してしまっていました、ご馳走様でした。
 ちなみに8月13日(月)から21日(火)までお盆休みとなります。

 さらにバイクを東に飛ばして藤沢へ、鎌倉へラーメン修業に行った時の帰りに新規開店に出逢ったらーめんひの木@藤沢市へ。
 2年半前のことなのか、もうそんなに経つのか、辺りは少しずつ開けてきていますね。
 ちらっと食べログを見てみると3.5、ら塾やOHANAより高得点なのか。
 昼営業終了時間近くなので空いていると勝手に思い込んで店内に入ると、カウンター7席満席、、、小さなちゃぶ台のある小上がりでお待ち下さいと。
 一応この場所でも飲食できないことはないだろうけど、お冷やを飲んで一息付くウェイティングバー的なスペース、メニューを見て悩みに悩みます。

 前回は醤油だったのでそれ以外としても塩、辛味、海老ロースト風味とあり、つけ麺もあって、夏季限定のまぜ麺もあって、と。
 次にいつ来られるか分からないので限定メニューではないけどやや限定メニュー的なのをオーダーした頃にはカウンター席が空いたので、移動。
 私は店主さんの顔をしっかり覚えていたけど、店主さんは特に特徴のないどこにでもある顔の私を忘れられてしまったようで、「道向こうに郵便局が無い頃にお邪魔したんですよ」と声を掛けました。
 こういう小さい店だと衛生面に行き届いていないことが多いのですが、さすがは某社員食堂で働いていただけのことはある店主さん。

 お金には一切触らずに女将さんに任せているし、女将さんはお冷やなどはカウンター台越しに渡さないでお客さんの近くまで運ばれていました。
 お客さんは家族連れが多く、私が帰るまで1人客は私だけでしたが、それもそのはず、ここのラーメンは不化調だからです。
 化学調味料を使わないラーメンという意味では無化調も不化調も同じですが、無化調は化学調味料を使わないようにして味を組み立てているのに対して、不化調は味を組み立ててみたら化学調味料は使わなかった(不要だった)という意味です。
 不化調だから子供にも安心してラーメンを勧められるとは思いませんが、後味がすっきりしてまた食べたいとお子さんが言うのでしょう。

 さて、お待たせしましたと10分ほどしてプレミアム辛味らーめん900円、メニューには「とんでもない辛さです!」とあります。
 まあ、殆どのお店の「激辛」は蒙古タンメン中本の蒙古タンメンにも及ばない辛さですが、見た目、勝浦タンタンメンのような真っ赤な麺相。
 レンゲでスープを飲んでみるとむせるかと思ったほど辛い、蒙古タンメン中本で2番目に辛い北極ラーメンクラスの辛さ、くぅ、たまらないね。
 単にラー油を合わせただけでじゃなくて、ベースの豚骨、鶏ガラ、野菜出汁のスープの美味しさを極限まで引き出す辛さ。

 麺は中細麺ですが聞いたことのない製麺所、するすると食べられます。
 トッピングはバーナーで炙ったチャーシュー、メンマ、刻みネギ、揚げネギ(多め)、白胡麻、板海苔。茹でモヤシと白髪ネギ、ちょこんと三つ葉もいい彩りです。
 途中で「大丈夫ですか?」と氷入りのミニジョッキを女将さんが運んできて下さって、少し話しをしましたが、この接客がリピートを間違いなく増やしています。
 食べ終わる頃に「ごゆっくりどうぞ」とアイスコーヒーをお客さん全員にサービスされていて、アイスコーヒーを飲みながらだとついつい「いかがでしたか」の店員さんからの話に答えてしまいますね。

 前回は1時間以上のんびりしてしまいましたが、今回は30分ほどにして退店。
 ご馳走様でした、近く、夜営業に飲みにきたいです。
 ちなみに8月13日(月)から17日(金)まで夏休みとなります。

 帰りはほぼ来た道をそのまま戻って帰宅。

posted by ふらわ at 23:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
最初と最後の画像が素敵ですね!

こういうのを見ると
晴れ空に出て行きたくなります・・・。

アイスコーヒーのサービス良いですね!
食後にラーメンの店員さんとのラーメン談義、私もしたいです。
埼玉ではあんまりこの流れが無いので羨ましいです・・。


偽者と思われるHNを使ってるのが居ますね・・・。
嫌な感じです@@;
Posted by at 2012年08月13日 07:25
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