「合宿所を準備したのが良かった」
「大会が始まった直後は苦しんだが、国民の声援に選手や監督の闘志、政府の支援など、三拍子そろって目標の達成に成功した」
ロンドン五輪で韓国選手団を率いた李起興(イ・ギフン)団長は、「10-10目標」(金メダル10個以上、総合10位以内)を達成したことに満足した様子だった。李団長は「1948年のロンドン五輪から五輪の歴史を切り開いた先輩たちの思いを胸に、当時とは格段に変わった国家の品格と国威を示したことに大きな意義がある」と今大会を評した。
李団長は「代表スタッフが準備した中で最も成功をしたのが、ロンドン市内のブルネル大学に合宿所を設置したことだ。時差対策、パートナーとの練習、韓国食、栄養補給、ダイエット食、医療サービスなどを選手たちに提供し、選手たちの拠点として大きく機能した」「2016年のリオデジャネイロ大会でも、このような合宿所が必要になると思う」などと述べた。
李団長は相次ぐ誤審問題について、「韓国だけでなく、他国でも判定に異議を唱えるケースが多かった。過去とは異なり、選手たちも迅速に対応できたと思う」との見方を示した。
大会前に発生したヨットコーチによる飲酒運転や、大会期間中に問題となったバドミントン女子ダブルスでの無気力試合などについて、「帰国後に経緯を明らかにし、それなりの処分を下すことになるだろう」とコメントした。