独島訪問の李大統領 日本の歴史認識を激しく批判

独島訪問の李大統領 日本の歴史認識を激しく批判

2012年08月13日09時27分
[ⓒ聯合ニュース]
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  【ソウル聯合ニュース】李明博(イ・ミョンバク)大統領が10日に韓国大統領として初めて独島を訪問した際、日本の不誠実な歴史認識を激しく批判していたことが13日、分かった。

   関係者によると、李大統領は旧日本軍による従軍慰安婦問題について、高齢の被害者が亡くなれば、解決の道を見いだせなくなるとの認識を示した上で、「ひどい戦争を引き起こした日本は謝罪しなければならないのに、それをしない。謝罪をしないから、しこりが残っている」と話したという。

   李大統領は独島の環境問題を独島訪問の名目に挙げたが、領土問題や歴史問題が背景にあったことを裏付ける。

   李大統領は「日本を必要以上に刺激するつもりはないが、歴史問題についてあまりに不誠実すぎる」と打ち明けたという。

   青瓦台(大統領府)関係者は「大統領は独島訪問を一種の地方視察と考えており、日本が大騒ぎすることも分かっていたが、行動を見せる時が来たとの考えの下、実行に踏み切った」と話した。

   また青瓦台は、大統領が独島を訪問したので海洋施設物の同島への設置など実効支配を強化する措置を暫定的に中断すると伝えた。

   青瓦台幹部は聯合ニュースの取材に対し、「李大統領は独島全体が天然記念物である独島を環境問題の象徴のように考えている。施設を設置した場合、環境に影響を与える懸念があるので、建設推進を保留する」と話した。

   国土海洋部は昨年末の業務報告で、独島に総合海洋科学基地と防波堤を設置し、領有権強化に乗り出すと発表していた。
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