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【スポーツ】周平さんやりました〜 東海大甲府・神原88球完封勝利2012年8月13日 紙面から
◇全国高校野球選手権大会<第5日>中日のドラフト1位ルーキー高橋周平内野手の母校の東海大甲府(山梨)が3−0で、初出場の成立学園(東東京)を破って初戦を突破した。周平先輩を敬愛するエース神原友投手(3年)が88球で完封した。日大三に続いて、東京勢は連敗。東西東京代表がともに初戦で敗退したのは、2003年の雪谷、日大三以来9年ぶり。龍谷大平安(京都)は9回2死から追いつき延長11回、サヨナラ勝ち。第3試合から2回戦に入り、2季連続準優勝の光星学院(青森)は4−0で快勝発進した。 大会最短記録まであと4分という試合時間1時間16分のハイペースは、東海大甲府のエース・神原が作り出した。常時140キロを超える直球は最後まで球威が落ちず、散発4安打、無四球完封で球数は88球。「真っすぐで押して、自分のテンポにもってこられた。こんな少ない球数は初めて」と涼しい顔だ。 1つ上の先輩・高橋周が中日で活躍している姿は、プロを目指す神原にとって憧れだ。「周平さんはいつも最後まで自主練していて、これだけの(実力ある)先輩でもここまでやるなら、自分はもっとやらないと」と、夜10時ごろまで自主練をするようになった。その高橋周が前日(11日)、高校時代を過ごした甲府で凱旋(がいせん)弾を放ったニュースに「刺激を受け、やってやろうという気持ちになった」と、快投につなげた。 身近な先輩がプロに行き「自分も上のレベルで通用する選手になりたい」と思うようになったが、入学時は体重66キロと痩せっぽち。冬場の練習では1カ月半で5キロ増のノルマが課せられ、1回の食事で多いときは丼飯3杯を食べた。「一日中、時間があれば何度もご飯を食べた」。投げ込みならぬ“食い込み”を行っては、合わせてウエートトレと走り込みで体を絞った。 冬場は、学校から片道16キロの昇仙峡まで毎日上り坂を約1時間15分で走り、数回は往復で走ったりした。32キロ走った後、さらにグラウンドで約5キロのランメニューをこなしたこともあった。冬を2回越えて、体重は22キロ増。球速はMAX147キロまでアップし、この日も最終回に143キロをマークするなどスタミナにも自信を持てるようになった。「(このまま)もう1試合投げても大丈夫。次も投げる試合はしっかりゼロで抑えたい」と語りながら、胸囲105センチの分厚い胸を張った。 (竹村和佳子) PR情報
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