青木、５の２で１２試合連続安打

　青木宣親外野手（３０）は１１日、敵地ヒューストンでのアストロズ戦に１番右翼で先発出場、５打数２安打と今季２６度目のマルチ（複数安打）を記録、連続試合安打記録を１２に伸ばした。

　２点を追う５回２死一、三塁。カウント０−１からの２球目、左腕カイケルの外角への１４３キロを逆らわずに左中間にはじき返し、記録を更新した。共同電などによると、「タイミングばっちり。いいイメージで打席に立てている」。試合を振りだしに戻す２打点付きの一打に自然と表情も和らいだ。３回の守備で右前打の処理にもたつき、今季２個目の失策。それが失点にもつながった。だが「ミスはしょうがない。引きずらず、切り替えられたのが大きい」。自らのバットで取り返した。７回にも得点にこそ結びつかなかったが、二塁内野安打でつなぎ、チャンスを広げた。

　チームは連夜のサヨナラ負けで借金も２桁に逆戻り。モチベーションの維持が難しい試合が続くが、青木のバットがぶれることはない。