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【大リーグ】岩隈、7イニング0/3を3失点で3勝目 わずか86球、ダルよ手本にせよ!?2012年8月13日 紙面から
◇マリナーズ7−4エンゼルスダルの手本だ!! マリナーズの岩隈久志投手(31)は11日(日本時間12日)、敵地アナハイムでのエンゼルス戦で7イニング0/3を86球の“省エネ投球”で6安打3失点、1四球4奪三振と好投。今季3勝目(3敗)を挙げた。ストライク先行で早打ちを誘う投球内容は、ダルビッシュの参考になりそうな円熟の投球だった。試合はマリナーズが7−4で逃げ切り、連敗を5で止めた。 この投球を見れば、ダルビッシュも立ち直るきっかけ、ヒントを得られるかもしれない。岩隈が8回途中まで要した球数はわずか86。序盤から150キロ前後の直球でもスライダーでもストライクが入り、打者26人に対してカウント3ボールになったのは4度だけ。強打エンゼルスは早打ちを余儀なくされて2併殺などを喫し、岩隈の投球リズムを崩せなかった。 「下半身を使って投げるというのが今日はできたと思うし、ストライク先行で投げていった結果が打たせて取る投球につながった」。共同電などによると、岩隈は納得の表情で語り、「低めに丁寧に集めるというのをしっかり心掛けた。内角へしっかり攻めた結果が今日のいい投球につながった」と自画自賛だった。 屈指の知将で知られるエ軍のソーシア監督も舌を巻いた。「ストライク先行から緩急をつけられ、打者のバランスが崩されっぱなしだった」。球団公式サイトも「ここ10年ほどの間で日本屈指の投手だった理由を見せつけた」と絶賛した。 8回は、この日3安打と唯一苦しめられたウェルズに2ランを浴びて完投こそ逃したが、これで防御率は4・16と十分に合格点。中継ぎから先発転向と苦労しながら、ダルビッシュの同4・57を上回っている。先発登板に限れば7試合で同3・73と申し分ない。 「低めに集めてゴロをたくさん打たせるという日本でのスタイルになってきた」と岩隈。うなるような速球もなければ変化球も多彩とはいえず、“後輩”のダルビッシュのような派手さはない。だが、メジャーでは同じ新人ながら、ダルとは違う、プロ12年目ならではの経験値の高さを見せつけ、結果も出している。もっと早く先発に転向させていれば…。マ軍のウェッジ監督も悔やんでいるに違いない。 PR情報
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