本日はジャガーのディーラーに行きました。


お目当てはジャガー現行モデル最強のXKR-Sです!!
2月に開催されたホテルショーでの試乗抽選に漏れてからずっと乗りたくて仕方なかった車です。
担当の方からXKR-S用意しますんで今度こそ乗りましょう!!と連絡が来て、嬉しくてたまりませんでした。

まずは写真をどうぞ!



専用のエアロがやたらイカツイですねヽ(´Д`；)ﾉ



リアもカーボン製のリアスポイラーとディフューザーが迫力満点です。



ホイールは専用デザインの20インチで、ブレーキも今までのジャガーでは考えられない様なロゴ入り赤キャリパー塗装で如何に本気かが伺えます。



フロントのエアダムは本当に凄いことになってますww



フロントグリル内のR-Sエンブレムが誇らしげです。



内装は外観とは打って変わってノーマルXK同様ラグジュアリーな雰囲気で包まれてます。



ジャガーおなじみのダイヤル式のシフトノブです。
エンジンを始動するとダイヤル部がせり上がってきます。



唯一ノーマルXKとの大きな違いはこのレザーバケットシートです。
座り心地、ホールド性共に最高でした(*´д｀*)


キーを渡されて早速エンジン始動すると..「キュルル..バヴォォォォォン!!!!!!!」とアストン並みの爆音です。
これは只者じゃない...と嫌でも思い知らされる瞬間ですwww

ギアをDに入れて恐る恐るアクセルを踏んでいくと....あれ?という感じでした。
思いのほか運転がしやすい...というか普通のジャガーと同じように快適に走れてしまうのです。
というのも、この車はオーソドックスなトルコンATを搭載しているからです。
最近のこの手の車はシングルもしくはツインクラッチのセミATを搭載する傾向がありますが、ジャガーは扱いやすさも重視してトルコンを選択したようです。
紳士的に走ることも考えられているとは...さすがジャガーと言った感じですw

でもこの車はただの紳士ではありません。

搭載されているエンジンは5リッターV8スーパーチャージャーで、最高出力は何と550ps/6500rpm、最大トルクは69.3kgm/3500rpmと言う途轍もないスペックを誇ります。
でも実際乗ってみると後方から迫力のあるドロドロ感の強いV8サウンドが聞こえてくる以外はこんな化け物スペックの持ち主だとは分からない程ラグジュアリーに振る舞ってくれます。
過給もスムーズに効くのでNAエンジンの様にスムーズです。
通常の街中走行では1300回転ぐらいでシフトアップを繰り返していきます。
しかも先ほど少し紹介したトルコンATのおかげで変速もスムーズで低速で走っても何の気苦労もありません。
ちょっとスピードを上乗せしたいな...と思って、ちょい踏みしてもシフトダウンなしでスーッと伸びやかな加速が得られます。
普段使いではホントに外見からは想像が出来ないほどジェントルに走りますww

前走車が居なくなったのでアクセルを全開まで一気に踏んでみると待ってました!!と言わんばかりに車が暴れだしますヽ(´Д`；)ﾉ
スーパーチャージャーの過給のおかげで踏んだ瞬間から爆発するような感じで、血の気が引く程の暴力的な加速感です。
体も思いっきりシートにメリ込みます...
踏んでる最中は真面目に絶叫してました。
全開発進ではトラコンが介入してもホイールスピンが止まりません。
そして120km/hを超えるぐらいまではトラコン介入の警告ランプが点滅しっぱなしというバケモノっぷりです((((；ﾟДﾟ))))
それから、ふわわkm/hまで一気に猛加速していきますwww
ターボとは違うので高回転まで一気に回ります。
このNAとも違う吹け上がり方は最高に気持ちの良いものです。
でも実際に全開加速させると気持ちいいというより恐怖感の方が強いですww
V8のサウンドも割れるような音質のかなり野蛮なモノで、一世代前のメルセデスAMGを思い出します。
でもこの排気音の迫力はAMGも負けます。
個人的には良い意味でアストンよりも危なげな音してる...と思いました。

先ほども話したとおり、この車はトルコンATです。
ただのトルコンとはいっても中身は相当なもので、アクセルに対するツキの良さなどは完全にセミATレベルでした。
変速スピードだってツインクラッチ式並の超速シフトです。
6速ATでもライバルに引けを取らないとはやるなぁ...と思いました。
このATはシフトダウンしたときも相当過激なもので、エンジンや排気管と連動してアクセルを煽って自動でヒール&トゥもしてくれます。
高回転でシフトダウンしていくとアフターファイアーも起こしますwww
4000回転ぐらいから上でシフトダウンすると「パパン!!!バラバラ...」とそうとう派手なアフターファイヤー音がしますwww
メルセデスSLSもアフターファイヤーしますが、こっちの方が断然派手です。
ホントに炎吹き出してるんじゃないかって位の音量ですヽ(´Д`；)ﾉ

乗り心地も外見とは裏腹に優しいものでした。
かなり硬いと聞いていましたが、確かにジャガーの中では硬いです。
でもライバルたちと比べると優しい部類の脚です。

40～50km/hぐらいで流しているとコツン..コツンと言った小さな突き上げ感はありますが、揺すられたり大きなショックは来ません。
60km/hから上になると次第にサスが馴染んでくるというか、小さな突き上げも感じなくなってきます。
ジャガーの猫脚はこのモデルでも健在でした(´▽｀)

コーナリングではかなり軽い印象でした。
この車はオールアルミボディを使ってることもあり、車重が1.8トンと性能とサイズの割には軽く仕上がってるのでXJ同様、1クラス下の車に乗ってると錯覚を起こしそうになります。
コーナーを攻めても切った瞬間にスッと向きを変えてくれるし、コーナリング中の姿勢もビシッとしているので攻めていてかなり楽しいです(*´д｀*)
でもコーナー出口でのアクセルの踏みすぎには注意です。
コーナー出口で間違えて思いっきりアクセルを踏んだら即リアが飛び出しそうになりました。
トラコン切ってたらそのままパワースライドしてしまいます。

個人的にはGT-Rよりもこっちの方が好みかも知れません(*´д｀*)
走りに関しては変態紳士仲間のアストンよりもこっちの方が好きですw
デザインはXKR-SもカッコイイけどアストンV8ヴァンテージのエロエロな感じも捨てがたいです...
買えないけど悩ましいです（爆ww