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地方
復興を見届けた「被爆電車」 「ヒロシマと交通」企画展
2012.7.29 02:33
明治から戦後、そして現在にいたるまでの広島の交通の歴史を紹介する企画展「ヒロシマと交通-暮らしと復興のなかで-」が28日、広島市中区の市立中央図書館で始まった。来月31日まで。
同展は被爆時の交通機関の状況や被爆後の鉄道の復旧など、戦後の復興を中心に市民の暮らしに密接に関わってきた電車やバス、港、空港の様子を図書資料や写真、地図など約200点で紹介している。
「あの日 ヒロシマで…」のコーナーでは、原爆投下時の電車の運行状況や全焼、全壊した路面電車、今も現役として広島市内を走る「被爆電車」の被爆直後と現在の写真を展示。そのほか、路面電車の模型や広島電鉄の制服、アストラムラインのグッズなどもある。
同図書館の石田文主事は「改めて表や写真で見ると、被爆直後に人々が痛手をおいながら、使命感で電車の復旧に尽くしたことがとてもよくわかる。復興を遂げた広島を感じてもらえれば」と話している。
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