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'12/8/9

安芸津の市施設統合案固まる




 東広島市は、安芸津町の老朽化した市有施設の統合、改築案をまとめた。支所庁舎の建て替えや生涯学習センターの解体で、8日、町内で開いた地域審議会で住民に説明した。

 支所庁舎は鉄筋2階建て延べ約2400平方メートル。築49年で老朽化が激しく耐震基準を満たしていない。市は2階建ての新庁舎を敷地内に建てる。2010年夏の豪雨で近くの河川があふれ、支所が浸水したことを教訓に、敷地をかさ上げする。

 築37年の生涯学習センター(鉄筋3階建て延べ約1900平方メートル)は解体し、跡地を駐車場にする。センター内の図書室や学習室、研修室は、世代間交流センターに移す。250人収容の大集会場の代替施設は、新支所庁舎2階につくる。

 このほか、世代間交流センターの2階にある福祉保健課を新支所庁舎の1階に移す。築39年の消防署分署は改修し、耐震補強する。文化福祉センターには、現在の支所から住民自治協議会などが使う部屋を移す。

 市は、住民の意見や市の財政状況などを踏まえ、事業の内容や規模、工期を詰める。

【写真説明】東広島市が建て替えを検討している安芸津支所庁舎




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