ここから本文です
[PR] 個人スポンサーになってアスリートを応援しよう!

五輪特需のはずが、期待外れとなったロンドンを取材しました。

フジテレビ系(FNN) 8月11日(土)20時12分配信

ロンドンオリンピックは、日本時間13日に閉幕します。
試合会場の熱狂とは裏腹に、ロンドンの観光客の数は、当初の見込みを大幅に下回っていて、関係者から悲鳴が上がっています。
7割引きの緊急セールも登場したロンドンを取材しました。

オリンピック期間中、およそ1,000万人が訪れると見込まれていたロンドン。
しかし、激しい混雑が敬遠され、例年に比べても、観光客の少ない夏となってしまった。
タクシー運転手は、「ひどいもんだよ。売り上げはさっぱりだね」、「売り上げは、半分くらいまでダウンだよ。みんな休みでロンドンから出ているし。一般の旅行客も、オリンピックを避けて来なかったんだ」と話した。
あての外れた小売業者は、巻き返しを図るべく、バーゲンセールでの値下げ合戦をスタートした。
大幅値引きに打って出ているが、その中に、7割引きのものもあった。
オリンピックのマスコットキャラクター「ウェンロック」の人形は、当初は40ポンドだったものが今は10ポンドと、およそ75%の値引きになっているという。
また期間中、宿泊費が高騰していたはずのホテルも、値引きを行っている。
オリンピックパークまで唯一、歩いていける距離で、築4年という抜群の条件の部屋の割引率について、ホテル支配人は「半額になっています」と話した。
この4つ星ホテルのセミダブルルームは、1泊6万円が3万円となり、さらに、インターネットで申し込むと1万円台での宿泊も可能となっている。
ロンドンのホテル業界は当初、宿泊客の殺到を想定して、値上げをしていた。
しかし、客足が伸び悩んだだけでなく、オリンピック組織委員会が確保していた3万5,000室を急きょキャンセルしたため、価格崩壊が起こった。
ホテル支配人は「業界全体で、相当な数の空き室が発生し、各ホテルが値下げを始めたため、わたしたちも下げざるを得なかった」と話した。
オリンピック特需のはずが、全くの期待外れとなったロンドン。
その余波は、閉幕後もしばらく続くとみられる。

最終更新:8月11日(土)22時37分

Fuji News Network

 

PR

Yahoo!ヘッドライン アプリ
PR

注目の情報


PR