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蘇る手描き映画看板 大阪唯一の現役絵師・八条祥治さん 手描きの魅力を語る
なつかしの「手描き映画看板」が蘇る-。世界で興行収入を塗り替えている話題作「アベンジャーズ」(14日公開、ディズニー映画配給)の公開を記念し、梅田(大阪市北区)に手描きの映画看板が復活。八條工房(大阪市西成区)の映画絵アーティスト、八条祥治さん(56)が手掛ける。八条さんに「映画看板」制作について聞いた。(橋本奈実)
4メートル×10メートルの巨大絵
「アベンジャーズ」はアイアンマンやキャプテン・アメリカらヒット作のヒーロー7人がチームとなり、地球を救うために奮闘するアクション大作。世界70カ国で興行収入は初登場1位に輝き、映画「アバター」を超える公開から10日で全世界興収10億ドルを突破した。世界歴代興行収入は、日本公開前ながら、14億5420万ドル(7月10日集計)で3位となっている。
「現役でやっているのは、大阪ではおそらく自分だけ」という八条さん。配給から直接オファーを受け、「ディズニーさんから話が来るなんて。光栄というか、ものすごい仕事やなと。それにこんな大きなサイズを作るのは初めてで。えらいこっちゃなと思いました」と頬を緩める。
話題作の手描き看板は、絵の部分が縦4メートル×横10メートルの特大型だ。今回はアルミ複合板を使用し、絵の具はこの素材に合わせ、乾くと耐水性となる水性絵の具を使用した。看板は20枚のパーツに分け、八条さん一人で制作。元原稿の写真を拡大したものを、投影機で看板に映しながら下絵を描き、下塗り後に色を重ねて描いていく。
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