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韓国選手が竹島領有主張 IOC調査8月12日 3時44分
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日本と韓国が対戦したロンドンオリンピックサッカー男子の3位決定戦で、試合後、韓国の選手が、島根県の竹島について韓国の領土だと主張するメッセージを掲げていたことが分かり、IOC=国際オリンピック委員会は政治的な主張はオリンピックと相いれないとして調査を始めました。
問題のメッセージは、日本時間の11日に行われたサッカー男子の3位決定戦のあと、韓国の選手の1人が掲げていたもので、韓国のスポーツ紙のインターネット版などに写真が掲載されました。
メッセージはハングルで書かれており、島根県の竹島について韓国の領土だと主張しています。
オリンピック憲章では、オリンピックの会場などでの政治的な宣伝活動を禁じており、韓国選手の行動はこれに抵触する可能性があります。
IOC=国際オリンピック委員会は、11日、声明を発表し、この問題について韓国のオリンピック委員会に説明を求め、すでに調査を始めていることを明らかにしました。
さらに、IOCはメッセージを掲げた選手を11日に行われた表彰式に出席させないよう韓国側に求め、この選手は姿を見せませんでした。
IOCの報道担当者は11日の会見で、詳細は確認中だとしながらも「オリンピックと政治的な主張は相いれないというのがわれわれの原則だ」と述べています。
この問題について、韓国の通信社、連合ニュースは、韓国サッカー協会の関係者の話として「メッセージが書かれた紙は選手が会場のサポーターから受け取ったもので、事前に準備したものではない。選手は銅メダルを獲得して、興奮したようだ」と伝えています。
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