この間このブログで『常見陽平さんが出てたハートネットTVの「就職活動期の“うつ”(3)」が中途半端。』という記事を書いたら、

http://blog.livedoor.jp/entamago/archives/7286534.html#comments

 

まったくアクセスが伸びなくて「みんな常見さんにあんまり興味が無いんだ。」という事が分かり、ちょっとがっかりした。

 

まあいいのだけれど、そこでのVTRの後に(司会の)小島慶子さんが「苦しい人はひとりで悩んでないで心療内科に行きましょう。」と精神科の受診をオススメ。行ってもお薬処方されるだけで何の解決にもならないから~。」というブログの一文に反応して、学生さんか精神科の先生か看護師さんか実際精神科にお世話になってる患者さんかはたまた通りすがりの人だろうか「医師が何のために医学部で精神医学の授業をみな学び、国試にも出て、研修で精神科を回るか考えたことありますか?」という怒りのコメントをくれた方がいた。(ましこんさんじゃ無いほうのコメントね)う~ん、そうですね。いままで精神医学にたずさわる人々の事って考えた事なかったです。

 

たしかに、「行ってもお薬処方されるだけで何の解決にもならないから~」とは、患者さんを治す立場の方々には失礼な発言でしたですね。ごめんなさい。女優の木の実ナナさんが精神科で「更年期のうつ」だと診断されてホルモンを調整するお薬を飲んだらすぐ元気になったと週刊誌に書いてあったし、抗うつ剤を飲んで普通の生活を保っている自分の親戚もいます。「うつ」だって病気なのだと思えば内科の疾患や骨折と同じように病院で適切な診察をしてもらい、治療を受ける事は大事な事だと思います。

 

ただ、「うつ」だって病気なのだから病院に行こうという判断をどこでするのか。それを判断するのは自分?友達?親?はたまたハートネットの小島慶子さん?あいまいです。そもそも就職決まらないから精神的に辛いっていうのは「うつ」なのでしょうか。思い詰めて自殺するよりは賢明だとは思いますがあわてて精神科にかからなくても時が解決してくれる一時的な辛さかもしれません。

 

私自身、うつ病ぎみだったのを精神科にかからず薬も飲まず自然に治った(というかうつ病とは違うモンだったのかも。)経験があったのと、精神科にかかっていた知り合いが薬をたくさん飲んだけど、どんどん悪くなって結局自殺しちゃったり、親からの虐待から逃れる為に「うつ病」って事にして、お薬たくさん飲んで夜な夜な手首切って(自殺じゃなくてリスカって言うんだって。)自己主張してる人がいて、「精神科」=「お薬処方」=「なんか違うんじゃないの?」と思うようになったのです。

 

今年亡くなったライター(エディター)の川勝正幸さんが、アメリカの製薬会社が日本に抗うつ剤を売るために「うつ」を持ち込み流行らせた(原文不ママ)と主張するアメリカ人監督のドキュメンタリー映画があるとテレビブロスの連載で書いていて、映画は未見ですがそういう事実もあるのではないかと。

 

(参宮橋ポニー)