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米とトルコ 化学兵器備え連携強化8月12日 8時35分
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内戦状態の続くシリア情勢を巡って、アメリカのクリントン国務長官は訪問先のトルコでダウトオール外相と会談し、化学兵器の使用など不測の事態に備えて両国が連携を強化していくことで一致しました。
クリントン長官は11日、トルコのイスタンブールを訪れ、シリア情勢を巡ってダウトオール外相と会談しました。
会談後の記者会見で、クリントン長官は「われわれの目的はアサド政権を終わらせることだ」と述べ、政権の打倒を目指す考えを改めて強調しました。
そのうえで、化学兵器の使用など不測の事態に備えて、双方の情報機関や軍が参加する作業部会を設けて連携を強化していくことを明らかにしました。
また、国境を越えてトルコに避難する人が急増していることから、難民への支援を強化する方針でも一致しました。
一方、反政府勢力が求めている、アサド政権に対する飛行禁止空域の設定について、クリントン長官は「今後の選択肢の1つ」としながらも「まず詳しく分析したうえで判断する必要がある」と述べ、慎重に検討する姿勢を示しました。
シリア情勢を巡っては、国際社会による調停や停戦監視の活動が成果を出せないなか、一部の欧米や湾岸諸国はアサド政権の打倒に向けた動きを活発化させています。
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