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谷垣氏 輿石氏発言に“政治家失格”
8月10日 1時26分

民主党の輿石幹事長が、野田総理大臣と自民党の谷垣総裁のどちらかが再選されなかった場合には、衆議院の解散・総選挙に関する合意は白紙に戻り、両党間で確認し直す必要があるという認識を示したことについて、自民党の谷垣総裁は、9日夜、記者団に対し「論評のしようがない。政治家失格だ」と強く批判しました。

輿石幹事長は、9日、民主・自民・公明の3党の党首による合意について、「来月には民主党代表選挙と自民党総裁選挙があり、2人とも交代することはないと思うが、仮に2人が交代すれば、2人の話は終わりだ。合意がまだ継続していると考えるならば、再度やればいい」と述べ、野田総理大臣と谷垣総裁のどちらかが再選されなかった場合には、衆議院の解散・総選挙に関する合意は白紙に戻り、両党間で確認し直す必要があるという認識を示しました。
これについて自民党の谷垣総裁は、9日夜、記者団に対し、「論評のしようがない。社長が替わったら、社長同士が話し合って決めたことを、全部、一から始めなければと言っていたら一般社会人として通用しない。与党の幹事長がよくそんなばかなことを言えると思う。政治家失格だ」と、強く批判しました。
また谷垣総裁は、今年度予算の裏付けとなる赤字国債発行法案の取り扱いについて、「予算のむだを省くなど、いろいろやることがある。早く解散して、新しい体制のもとで整理して通すのが王道だ」と述べ、今の国会での成立には協力せず、衆議院選挙を経た新しい政権のもとで成立させるべきだという考えを示しました。

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