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<五輪>「独島セレモニー」の朴鍾佑、最悪の場合はメダル剥奪も
2012年08月12日10時07分[ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版]
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「独島セレモニー」を行う朴鍾佑。 |
朴鍾佑はロンドン五輪男子サッカー部門3位チームに与えられる銅メダルを首にかけられないまま帰国した。韓国時間11日明け方に行われた日本との3位決定戦直後に政治的メッセージを公開し議論を呼び起こしたためだ。当時朴鍾佑は観覧席にいたファンから「独島(トクト、日本名・竹島)はわれわれの領土」と書かれた紙を渡され、グラウンドを走り回った。国際サッカー連盟(FIFA)はサッカー選手がグラウンドで政治的に敏感な問題に対する見解を明らかにすることを徹底的に禁止している。
12日明け方にロンドンのウェンブリースタジアムで行われた男子サッカー表彰式に朴鍾佑は現れなかった。最終エントリー18人のうち朴鍾佑を除いた17人だけが表彰台に上がり銅メダルを首にかけた。朴鍾佑は選手団とともに3位決定戦の会場となったカーディフからロンドンに移動する途中で大会組織委員会から表彰式への参加を見合わせるよう通知を受けた。朴鍾佑は表彰式にチームメートと一緒に参加することができず、大会組織委員会関係者とともに別の場所にいた。その後ロンドン・ヒースロー空港で取材陣と会った彼は「話す言葉はない」として急いで出国審査場へ向かった。
五輪サッカーの運営を担当する国際サッカー連盟(FIFA)は朴鍾佑の行動が故意だったかどうか判断するための賞罰委員会を開いた。そして処罰の有無など具体的な決定が下されるまで銅メダル受賞を保留することに決めた。FIFAが故意性は高くないと判断を下せば後ででも銅メダルが送られるが、反対の場合にはメダル受賞対象から除外される可能性もある。これは兵役免除の有無とも直接的な関連がある。今後も関連論議が尽きないこととみられる理由だ。
これと関連し、「政治的に敏感な事案に対する意思表明の禁止」の必要性の事実を選手たちに明確に知らせなかったサッカー協会にも一部責任があるという意見が提起されている。キャプテンの具滋哲(ク・ジャチョル)は日本戦の直後に開かれた記者会見で「光復節を控え意味あるセレモニーをしたかった。当初独島セレモニーを企画したが、『当たり前の話をあえて取り上げる必要はない』という一部チームメートの意見があって万歳三唱に変えた」と話した。もし韓国選手らが当初意見通りに「独島はわれわれの領土」とセレモニーを強行していれば大量のメダル保留事態が発生するところだった。
ひとまずサッカー協会は上級機関である大韓体育会に「朴鍾佑のセレモニーに意図性はなかった。ファンが渡した紙を手にして広げただけ」と報告した。だが後の祭りの格好だ。
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