「アクセル・ワールド」第17話 原作者・川原礫の実況解説をまとめてみた
川原礫 @kunori
https://twitter.com/#!/kunori
本日のアクセル・ワールド17話は、サンライズ第八スタジオにお邪魔して実況解説いたします!
お隣で椛島さんのリアルタイムコメンタリーが・・!
前回ラストで、ハルユキがマ……じゃない
ワクドナルドでレイカーさんと会っていたのは登校前だったわけですね。
レイカーが「こんな時間から…」と言ったのはそういう理由です。
ダイブコールの着信アイコンいいデザインですねw まさしくダイブ!

通常、学校内の生徒にあてた学外からの通信は
(ダイブコールにせよボイスコールにせよテキストメールにせよ)遮断されますが、
家族からの緊急連絡と、相手も梅郷中の生徒である場合はその限りではありません。
黒雪姫はこの映像を、現実世界の沖縄・辺野古ビーチに置いたウェブカメラでリアルタイム送信しています。
つまり3Dでなく平面映像なので、ダイブコールを要求せずとも、
ハルユキの仮想デスクトップにこれを送ることも可能でしたが…そのへんは何か乙女心的なものカナ!

なんだか随分ごぶさたなような気もしますがまだ修学旅行三日目なんですね…。
てことはあと四日も帰ってこない! ヒロインなのに!
そして生徒会書記の若宮恵さんもお久しぶりの出番ですね。
と言いつつ新OPにもワンカット登場してらっしゃりますが…。

黒雪姫の視界には、自分を撮っているカメラの映像窓の他に、
それを見ているハルブタの映像窓も表示されています。
ハルブタの視線移動に気付いたのはそのせいですね。
他の生徒の成績データを閲覧するだけならともかく横流しするのはどう考えても越権行為ですが、
黒雪姫はそもそもそういうことをするために生徒会役員に立候補したわけです。
五ヶ月後の九月下旬に選挙があって黒雪姫は生徒会から退き、
外部のバーストリンカーによる攻撃への対抗力が下がってしまうため、
姫はタクハルを次の役員に立候補させようと画策しているとかいないとか
ソーシャルカメラは音声の記録まではできないので、
言葉だけでからかったりする生徒は少ないながら存在する…ということでしょうか。
今のシステムメッセージは、『観戦予約デュエルが始まりました』という意味ですね。
ハルはタク(シアン・パイル)を自動観戦設定しているので、
タクが誰かと対戦を始めると自動的に加速しギャラリーに入ります。ステージは《煉獄》ですね。

タクはついに能美を対戦に引っ張り出しましたが、
能美がマッチングリストをブロックしている方法まで見破ったわけではありません。
《能美は入試の社会科で満点を取った》
→《ならばむしろ社会科は苦手で、満点は加速の力によるもの》
→《実力テストの時も恐らく同じことをする》
→《テストはもちろん梅郷中ローカルネット上で行われるので、
試験中のどこかで能美はブレイン・バースト・プログラムとローカルネットを接続させる》
→《その瞬間だけは、能美はマッチングリストに現れる》という推論の結果です。
ギャラリーが対戦者の片方だけにアドバイスするのは一応マナー違反ではありますが、
もちろんこの状況でハルに遠慮する理由はないですね。
地表が硬い金属でできている《煉獄》ステージなので、
パイルドライバーで地面を突いてダッシュする奇襲攻撃が可能でしたが、
《腐蝕林》や《砂漠》では杭が泥や砂に埋まってしまったはずです。
泥の下にある真の地面は破壊不能ですが…

ギャラリーは対戦者の十メートル以内には近寄れず(親子は例外)、
また建物も壊せないので、ハルユキはわざわざ通用口から校舎内に入るしかなかったわけです。
レイカーさんの言っていた《イメージによるオーバーライド現象》を習得するには幾つかの方法がありますが、
能美のようにゼスチャーとキーワードで条件反射化するのはかなり手っ取り早い手段です。
しかしデメリットが大きいため、レイカーさんは嫌っています。

いまの「ウワァー最悪だぁー」、とってもいい感じですね!w
小林さんには本当に素晴らしい演技をして頂きまして、
おかげさまで能美くんが原作以上に輝いております!
この《通常対戦からバトルロイヤルへのモードチェンジ》は、BRに参加するギャラリーはもちろん、
それまでの対戦者両方の同意が必要となります。つまりタクムがNOを押せばモードは変わりません。

心意システム発動中は、生身キャラクターのイメージシーンの背景がそれまでと変わっていますね。
かっこいい演出です!

能美くんは必殺技の技名発声だけでなくボイスコマンドのたぐいをみんな嫌っているので、
強化外装を装備するときも吐き捨てるように言います。
ゲイルスラスターを呼ぶときのハルユキの叫びは正反対の熱血さですね! エコーもかかるぜ!

必殺技発動のための技名発声はもちろん固定ですが、
強化外装の召喚(と解除)はキーワードをおのおのカスタマイズできます。
能美は『○○装備』、ハルは『着装○○』、ニコは『来い、強化外装!』でしたねw
ゲイルスラスターのエネルギーゲージかっこいいですな! しかし減りが 減りが早い…!
この燃費の悪さじゃレイカーさんでも350mが限界だったのも道理ですわね…

ここの能美君の台詞は原作ママで、原作でも解りにくくて申し訳なかったんですが、
能美(とその一味)は自分たちをバーストリンカーとは自称しない、という意味です。
それ以外の相手は揶揄的にバーストリンカーと呼ぶこともあります。
タクが必殺技ゲージを貯めるために地上でオブジェクトを壊せば能美は気付いたでしょうが、
こっそりお風呂…じゃないマグマに浸かっていることまでは気付かなかったわけですね。

17話の収録では、豊崎さんはほぼこの「シトロン・コール」ひと言のためだけに
スタジオ入りしておられたんですが、ご本人が納得なさるまで何度も叫んで下さいました。
色々伝わってきますね!

なんでや! なんで能美はんを回復したんや! ……すみません言ってみたかったんですどうしても
原作では、このハルの「なんでだよ、チユ!」で3巻が終わり、4巻が四ヶ月後というあんまりな引きでした…。
当時は読者の皆様にたいへんご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした…。

私も大反省しまして、「もう二度とこういう《つづく》はやめよう!」と誓いを立て、
5巻はちゃんと一冊で終わらせたんですが… よもや6巻からあのような あのような…
そしてここで舞台は沖縄へ…!
仕方なかったんです時系列的に やむを得ない構成なんです時系列的に
次回18話もよろしくお願い致します!

ワクドナルドでレイカーさんと会っていたのは登校前だったわけですね。
レイカーが「こんな時間から…」と言ったのはそういう理由です。
ダイブコールの着信アイコンいいデザインですねw まさしくダイブ!
通常、学校内の生徒にあてた学外からの通信は
(ダイブコールにせよボイスコールにせよテキストメールにせよ)遮断されますが、
家族からの緊急連絡と、相手も梅郷中の生徒である場合はその限りではありません。
黒雪姫はこの映像を、現実世界の沖縄・辺野古ビーチに置いたウェブカメラでリアルタイム送信しています。
つまり3Dでなく平面映像なので、ダイブコールを要求せずとも、
ハルユキの仮想デスクトップにこれを送ることも可能でしたが…そのへんは何か乙女心的なものカナ!
なんだか随分ごぶさたなような気もしますがまだ修学旅行三日目なんですね…。
てことはあと四日も帰ってこない! ヒロインなのに!
そして生徒会書記の若宮恵さんもお久しぶりの出番ですね。
と言いつつ新OPにもワンカット登場してらっしゃりますが…。
黒雪姫の視界には、自分を撮っているカメラの映像窓の他に、
それを見ているハルブタの映像窓も表示されています。
ハルブタの視線移動に気付いたのはそのせいですね。
他の生徒の成績データを閲覧するだけならともかく横流しするのはどう考えても越権行為ですが、
黒雪姫はそもそもそういうことをするために生徒会役員に立候補したわけです。
五ヶ月後の九月下旬に選挙があって黒雪姫は生徒会から退き、
外部のバーストリンカーによる攻撃への対抗力が下がってしまうため、
姫はタクハルを次の役員に立候補させようと画策しているとかいないとか
ソーシャルカメラは音声の記録まではできないので、
言葉だけでからかったりする生徒は少ないながら存在する…ということでしょうか。
今のシステムメッセージは、『観戦予約デュエルが始まりました』という意味ですね。
ハルはタク(シアン・パイル)を自動観戦設定しているので、
タクが誰かと対戦を始めると自動的に加速しギャラリーに入ります。ステージは《煉獄》ですね。
タクはついに能美を対戦に引っ張り出しましたが、
能美がマッチングリストをブロックしている方法まで見破ったわけではありません。
《能美は入試の社会科で満点を取った》
→《ならばむしろ社会科は苦手で、満点は加速の力によるもの》
→《実力テストの時も恐らく同じことをする》
→《テストはもちろん梅郷中ローカルネット上で行われるので、
試験中のどこかで能美はブレイン・バースト・プログラムとローカルネットを接続させる》
→《その瞬間だけは、能美はマッチングリストに現れる》という推論の結果です。
ギャラリーが対戦者の片方だけにアドバイスするのは一応マナー違反ではありますが、
もちろんこの状況でハルに遠慮する理由はないですね。
地表が硬い金属でできている《煉獄》ステージなので、
パイルドライバーで地面を突いてダッシュする奇襲攻撃が可能でしたが、
《腐蝕林》や《砂漠》では杭が泥や砂に埋まってしまったはずです。
泥の下にある真の地面は破壊不能ですが…
ギャラリーは対戦者の十メートル以内には近寄れず(親子は例外)、
また建物も壊せないので、ハルユキはわざわざ通用口から校舎内に入るしかなかったわけです。
レイカーさんの言っていた《イメージによるオーバーライド現象》を習得するには幾つかの方法がありますが、
能美のようにゼスチャーとキーワードで条件反射化するのはかなり手っ取り早い手段です。
しかしデメリットが大きいため、レイカーさんは嫌っています。
いまの「ウワァー最悪だぁー」、とってもいい感じですね!w
小林さんには本当に素晴らしい演技をして頂きまして、
おかげさまで能美くんが原作以上に輝いております!
この《通常対戦からバトルロイヤルへのモードチェンジ》は、BRに参加するギャラリーはもちろん、
それまでの対戦者両方の同意が必要となります。つまりタクムがNOを押せばモードは変わりません。
心意システム発動中は、生身キャラクターのイメージシーンの背景がそれまでと変わっていますね。
かっこいい演出です!
能美くんは必殺技の技名発声だけでなくボイスコマンドのたぐいをみんな嫌っているので、
強化外装を装備するときも吐き捨てるように言います。
ゲイルスラスターを呼ぶときのハルユキの叫びは正反対の熱血さですね! エコーもかかるぜ!
必殺技発動のための技名発声はもちろん固定ですが、
強化外装の召喚(と解除)はキーワードをおのおのカスタマイズできます。
能美は『○○装備』、ハルは『着装○○』、ニコは『来い、強化外装!』でしたねw
ゲイルスラスターのエネルギーゲージかっこいいですな! しかし減りが 減りが早い…!
この燃費の悪さじゃレイカーさんでも350mが限界だったのも道理ですわね…
ここの能美君の台詞は原作ママで、原作でも解りにくくて申し訳なかったんですが、
能美(とその一味)は自分たちをバーストリンカーとは自称しない、という意味です。
それ以外の相手は揶揄的にバーストリンカーと呼ぶこともあります。
タクが必殺技ゲージを貯めるために地上でオブジェクトを壊せば能美は気付いたでしょうが、
こっそりお風呂…じゃないマグマに浸かっていることまでは気付かなかったわけですね。
17話の収録では、豊崎さんはほぼこの「シトロン・コール」ひと言のためだけに
スタジオ入りしておられたんですが、ご本人が納得なさるまで何度も叫んで下さいました。
色々伝わってきますね!
なんでや! なんで能美はんを回復したんや! ……すみません言ってみたかったんですどうしても
原作では、このハルの「なんでだよ、チユ!」で3巻が終わり、4巻が四ヶ月後というあんまりな引きでした…。
当時は読者の皆様にたいへんご迷惑をおかけしまして申し訳ありませんでした…。
私も大反省しまして、「もう二度とこういう《つづく》はやめよう!」と誓いを立て、
5巻はちゃんと一冊で終わらせたんですが… よもや6巻からあのような あのような…
そしてここで舞台は沖縄へ…!
仕方なかったんです時系列的に やむを得ない構成なんです時系列的に
次回18話もよろしくお願い致します!
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