初の8回スパーで怪物ぶりを発揮した井上(左)。右は相手を務めた原=横浜市の大橋ジムで
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高校生初のアマ7冠を達成した怪物・井上尚弥(19)=大橋=が11日、横浜市の大橋ジムでスパーリングを公開。東洋太平洋ミニマム級1位&日本同級1位の原隆二(22)=大橋=を圧倒した。 パワー、スピード、キレ。どれをとっても桁違い。12戦無敗10KOの実力者・原を左のアッパーで2度ぐらつかせるなど圧倒。大橋秀行会長は「怪物、もしくは宇宙人。辰吉もスゴかったけど、辰吉以上のきらめきを感じる」と絶賛した。
先日、格闘技界のカリスマトレーナーといわれる土居進氏に体力測定してもらったところ、元K−1王者の魔裟斗や現WBA世界スーパーフェザー級王者内山高志を上回る数値が出た。他ジムへの出稽古で何人もの日本人世界ランカーを血祭りにしたとかダウンさせたとか、大物ぶりを伝える情報もある。
「期待されることは刺激になる」と井上。プロデビュー戦は10月2日の東京・後楽園ホール、相手はOPBF・東洋太平洋ミニマム級7位クリソン・オマカオ(19)=フィリピン=に決まった。井岡一翔超えのプロ6戦での世界奪取を目指す男は、間違いなくセンセーションを巻き起こす。
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