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【サッカー】沢 代表続行2012年8月12日 紙面から 沢、代表辞めない−。ロンドン五輪で日本サッカー史上初の銀メダルを獲得したなでしこジャパンが11日、成田着の航空機で帰国した。エースのMF沢穂希(33)=INAC神戸=は「(代表)監督が選んでくれれば、すごくやりたいと思う」と代表続行を熱望した。45歳で現役を続ける元日本代表のFW三浦知良(45)=横浜FC=に刺激を受けたという沢は「やり切ったというまで(サッカーを)究めたい」と、究みの境地に挑む構えだ。 ときどき白い歯を見せながら、沢が現役への、なでしこジャパンへのこだわりを語り始めた。「メダルは手にしたけど、サッカーをやれる喜びをすごく感じる。現役を引退してしまうと、やりたいと思ってもやれない。サッカー人生は一回しかない。『やりきった』って、変な言い方だけど『もういいや』っていうくらいに究めたい。(代表は)選ばれれば、です。私だけが決められることではないし、チャンスがあれば。監督さんが選んでくれれば、すごくやりたい」。言葉は途切れることなく、明確だった。 もともと「自分で『ここまで』と決めたら、成長しない」と考えていたという。その思いをさらに強くしたのは、キング・カズの存在だ。2人は五輪前に雑誌の企画で対談し、45歳のカズから「やれる間はやった方がいい」とアドバイスされ、現役にこだわる姿勢に大いに刺激を受けた。「50歳まで現役」というキングの話を振られた沢は「そこまでは…」と苦笑しつつも、「心と体が一致しなくなれば終わりなのかな。でも、やれるところまでやりたいな、というのが正直な気持ち」と続けた。 「最後になるかもしれない」と話していた五輪で悲願のメダルを獲得し、代表活動に関しては「今すぐには考えられない」という。ただ、米国のエースストライカー、アビー・ワンバック(32)とは「1勝1敗なんで、やらせてほしい」とにこやかに再戦を希望した。「1勝1敗」とは、昨年のW杯ドイツ大会とロンドン五輪の両決勝戦。次の決勝となると、2015年W杯カナダ大会だ。“サッカー道”を究める道中で、沢が再び世界女王を決めるピッチに立つ日がくるかもしれない。 (関陽一郎) PR情報
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