九州大、東京大、京都大など旧帝国大7校の応援団が10日、福岡市内で応援パフォーマンスを繰り広げた。九大が主管校になって同市などで開催中の第51回全国七大学総合体育大会(七大戦)のPRを兼ねた企画。各大学の特徴を前面に出した炎天下での熱い応援合戦に、見物客から大きな拍手が起きた。
参加したのは7校の応援団計約100人。学ラン姿などで同市博多区の福岡国際会議場から大博通りの歩道をパレードした後、博多駅前広場での挑戦状・応戦状合戦に臨んだ。
北海道大など6校は、あか抜けない九大生を揶揄(やゆ)する「いも九」という言葉を持ち出したり、伊都キャンパスの利便性の悪さを指摘したりして挑発し、自校の七大戦優勝を宣言。じっと聴きいっていた九大の門崎正滉(まさひろ)応援団長(21)は最後に登場して「優勝旗が関門海峡を渡ることはなーい」と大きな声で返した。
9月まで続く七大戦の総合順位は今月6日時点で大阪大が1位で、九大は6位。門崎団長は終了後に「ありとあらゆる競技会場に行き、選手と同じ熱を感じて応援すれば、必ずや逆転優勝できる」と力を込めて話していた。(宮崎健二)