◇ソフトバンク2−1楽天
ソフトバンクの大隣が7イニング2安打1失点での10勝目で4年ぶりの2桁勝利を挙げた。打線は0−1の5回に失策で同点とし、6回に本多の盗塁と内川の中前打で勝ち越した。楽天は銀次の守備のミスが痛く、4連勝ならず。
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ロッカーから出てきた楽天・星野監督の眼はつりあがっていた。理由は連勝が3で止まったからではない。二塁の銀次が犯した度重なるミスが敗戦に直結したからだ。
1−0の5回1死一、二塁で今宮の遊ゴロに対して併殺を狙ったが、一塁へ悪送球して二塁走者が生還。さらに同点で迎えた6回1死二塁の場面だった。内川のイレギュラーした打球がグラブの下を通り、中前への適時打を許した。「球際が弱いやつは使えん!」とぶち切れモードの星野監督。打球を前にはじいてほしかったかという報道陣の質問を「当たり前だ!!」と一喝する顔は、怒りで紅潮したままだった。
6回の守備に関して銀次は「取って普通。それがプロ。イレギュラーなんて言っていられない」と唇をかんだ。今季から二塁に定着。経験不足の面は否めないが、敗戦の責任を背負い込んだ。
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