玉田、ケネディ、金崎、永井とアタッカー4人を欠くなかで、FW闘莉王が攻撃の核となっていることは疑いようがないが、本来いるべきのDFラインにほころびが出ているのも確かだ。
個々のレベルが極端に下がっているわけではないが、DFグループとしての一体感があれば、2試合で7点も取られることはない。失点以外にも、気になる場面がいくつかあった。サイドバックがラインを上げているのに中央の2人が残ったままで、その乱れを相手FWに突かれピンチを迎えたり、ミドルシュートを打たれそうな距離でも、誰もプレッシャーに行かない。
増川にしろ、阿部にしろ、黙々とプレーするタイプなのかもしれないが、DFライン全体でのこまめな動き、勤勉さを出すためには、もっと声を掛け合いながらプレーすることが求められる。闘莉王のいないDFラインがしばらく続きそうだが、一人一人の頑張りだけでは解決できない。
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