日本テレビ系「24時間テレビ35 愛は地球を救う」(25、26日放送)のチャリティーマラソンランナーを務めるプロレスラーの佐々木健介(46)一家がこのほど、東京・夢の島競技場で公開練習を行った。1992年のマラソン開始以来、初のリレー形式で挑む4人の走行順、総走行距離(120キロ)が決定。健介は「一人一人の気持ちを感じて(思いを)つないでゴールを成し遂げたい」。最高気温29・3度の下、約5時間の練習に汗を流した。
真夏の太陽光線を浴び、健介一家が大粒の汗をぬぐう。トラックを元気いっぱいに駆け回る中学2年の長男・健之介君(13)、小学4年の次男・誠之介君(9)とは対照的に、健介、北斗晶(45)夫妻は時折、険しい表情を浮かべながらロードワークに励む。
初の家族ランナー、リレー形式での挑戦。それぞれの走行距離は未定だが、総距離が120キロに決まった。健介、健之介君、誠之介君、北斗の順番でゴールの日本武道館を目指す。
6月2日の練習開始から2か月あまり。「プロレスの瞬発系の筋肉と違い、持久系の筋肉を使うので歩き方から直していった」という健介は、本業の合間を縫って200キロ近くを走破。第1走者として「良い形で次につなぎたい。120キロは未知の数字すぎて分からないけど、一人一人の気持ちを感じて(思いを)つないでゴールを成し遂げたい」と意気込んだ。
アンカーの北斗は食生活を改善し、体重68キロから7キロの減量に成功したが、両ひざはガチガチにテーピング。プロレス引退から10年ぶりの運動とあって「歴代のランナーに比べれば、1人分の距離は短いかもしれないけど、長距離を走るのは初めて。自信があるかと言われれば、正直まだ見えてこない。(距離のことは)考えないようにしたい」と不安も口にする。
そんな中で、心の支えになっているのは2人の愛息の存在だ。「誠之介は、バッタを見つけても(我慢して)追わなくなった。当初は『頑張ろう』と子どもたちを応援していたのに、今では『ママ頑張ってね』と励まされている。『練習しよう』と声をかけてくれるし、エネルギーになる」と成長ぶりに目を細めた。
本番まで2週間。家族の絆を結集させ、絶対に完走するつもりだ。
[2012/8/12-06:05 スポーツ報知]