0811
Sat.
Sat.
最後のロンドン!!
写真は、先日入荷したテイラー・トランペット・ロンドン・カスタム。
見た瞬間、アレ?と首を傾げてしまいました。通常のロンドン・カスタムとは、バルブケーシングが違います。同社のシカゴ・カスタムと同じく、バウアファンド社で製作されたパーツが組み込まれています。
ロンドン・カスタムは、すでに生産終了したヘヴィタイプのトランペットですが、新品の価格はシカゴ・カスタムよりも10万円近く安価でした。これは、ロンドン・カスタムが安いというよりも、シカゴ・カスタムから採用したバウアファンド製作のピストン・バルブ・ケーシングが、楽器製作メーカーが外部に発注するパーツとしては極めて高かったからです。
にも拘わらず、テイラーをはじめ、ウェーバー、インダービネン、シャガール、アダムス・ブラスなど、多くのヨーロッパの高級ハンドメイド・トランペット・メーカーが、バウアファンド製のバルブ・ブロックを調達しています。その理由は、剛性の高さと精緻でスムーズなピストン・アクションの点において、他の大手金管メーカーから調達できるバルブとは比較にならないほど極めて優れているからのようですね。
早速、アンディ・テイラー本人に確認したところ、このロンドン・モデルは最後の1台で、すでに同モデルに使用していたバルブ・パーツを使い切ってしまったため、バウアファンド社製作のブロンズ・バルブを使ったスペシャルな1台。特徴としてはロンドン・モデルのままではあるけれども、耐久性も高いし、より素早いバルブアクションが得られるよ、とのこと、でした。
なるほど。お値打ち仕様のロンドン・モデルのラストホーンなんですね。
是非、お試しくださいませ。
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