独島訪問:日本の政界・メディアの反応

「ロシア大統領の北方領土訪問以上にショック」

 李明博(イ・ミョンバク)大統領の独島(日本名:竹島)訪問に対し、日本政府の報道官に相当する藤村修・官房長官は「未来志向の日韓関係を目標としてきただけに、極めて遺憾だ」とコメントした。一方、野党・自民党は緊急の声明文を通じ「前代未聞の暴挙で、日韓関係における信頼を根本的に揺るがした」として、韓国に対する外交政策を修正すべきだ、と主張した。

 日本メディアも、李大統領を強く非難した。産経新聞は「レームダック(任期末期の権力喪失状態)に陥った李大統領が、対日外交の放棄を覚悟の上で愛国パフォーマンスに踏み切った」と報じた。また読売新聞は「大統領選挙を前に、日本に対する強硬姿勢を求める世論を意識し『反日カード』を切った」との見方を示した。

 一方、日本の政治家やメディアは、2010年にロシアのメドベージェフ大統領(当時)が北方領土(ロシア名:クリル列島)を訪問したとき以上に大きなショックを受けたといった反応を示している。東京大の木宮正史教授は「多くの日本人が韓国との親近感を感じていただけに、今回の訪問に大きなショックを受けている。今後の日韓関係は相当険悪なものになるだろう」と語った。

東京=車学峰(チャ・ハクポン)特派員
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