【ワシントン=芦塚智子】米財務省は10日、シリアのアサド政権による反体制派弾圧を支援しているとして、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラを制裁対象に加えたと発表した。米国は既にヒズボラをテロ組織に指定し同様の制裁を科しており、今回の措置はアサド政権への圧力を強化する姿勢を示すのが目的とみられる。
同省はヒズボラがシリア政府に訓練や助言、物資などの支援を提供していると指摘。アサド政権による抑圧への支援は「(ヒズボラという)テロ組織の真の性格と地域を不安定にする存在であることを暴露している」と批判している。
また米国務省は同日、イランと取引をしたとして、シリアの国営石油企業に制裁を発動したと発表した。同省によると、同社は今年4月、イランに3600万ドル(約28億円)相当以上のガソリンを売却した。
同省は「こうした取引はイランによる核開発の継続を許すとともに、シリア政府に国民抑圧の資金を与えることにもなる」と指摘した。
ヒズボラ、シリア支援
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